この本を最初に書店で見かけた時、一度は手に取ったのですが、私にはやや難しすぎるような気がして、その時は読みませんでした。
近現代史の予備知識がないと専門的ではないか?と思ったのですが、『2008年日本沈没』を読んだ後に読むと、今年、徹底的に『騙されて沈没方向へ誘導されてしまった日本人』の一人として、ジックリ学ばなければならないと思い、時間をかけて読みました。
この本は、財界人、特に経営者、中国ビジネス、価格競争に日々、近いところにいる人達が真面目に考えなければならない重く厳しいテーマを集められたものだと思います。
ちょっと小難しい、一つ一つ史実や事実を学ばなければならないと思うと、忙しい企業人は、ツイツイ必要な事とは分かっていても、そこから逃げてしまい、「明日、何円儲かり、反応率を上げるか?」というような目先の利益をテーマにした本、情報、またそうした経営不安を「安心させてくれる」気休め本だけを手にとって、問題先送りしたがります。
そうした安定志向や弱さから、「自分には明日はまだ関係ないだろう」「そんなオーバーな」と、、『生活第一』の美辞麗句に騙されて真の危険に誘導されてしまう体質がないだろうか?
この本が教えてくれる警鐘、「騙しの構造」を学び、私達は次の代に地獄の絶望的未来を橋渡しするような結果となっていないだろうか?を真剣に考える機会にしたいと思いました。