中村うさぎ氏のするどいツッコミでより苫米地理論が理解できます。
特に情報通貨と物価通貨など非常に興味深い話も展開してくれます。
苫米地氏が資本主義を否定しており、ひとつの解決策とでも言える
案には脱帽です。
非常におもしろです。
ですが・・・
本質は本当におもしろいのですが、
前半の恋愛部分の補足で「うつ」の部分はかなり雑です。
全部セロトニンが原因と断定しておりますが、
これはモノアミン仮説にすぎないので断定はちょっと・・・
しかもセロトニンだけって・・・
そしてその治療もSSRIって・・・
今現在うつ病治療には即効性のあるNaSSA(リフレックス)
そしてSSRI(パキシル、デプロメール、ルボックス、ジェイゾロフト)
SNRI(トレドミン)それ以外にもTCAなどがあり
SSRIは数ある抗うつ薬のうちのひとつにすぎません。
また以前の書物では人生の充実感は結局のところドパミンの量だ
と言い張られておりましたが、ドパミンの放出のしすぎは
統合失調症になると考えられております。
内容が良いだけにこういった細かいところが目立ち
胡散臭さが際立つのが多少気になります。