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駿河城御前試合 (徳間文庫)
 
 

駿河城御前試合 (徳間文庫) [文庫]

南條 範夫
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品紹介

駿河大納言忠長の御前で行われた十一番の真剣試合。城内が腥風悽愴と荒ぶその日、武芸者のだれもが破滅の淵へと疾走し、血の海に斃れていった。日暮れ、人去った城内は寂として声なく、人心の倦厭の気のみ残されていたという……。(傑作時代小説)

内容(「BOOK」データベースより)

駿河大納言忠長の御前で行われた十一番の真剣試合。城内が腥風悽愴と荒ぶその日、武芸者のだれもが破滅の淵へと疾走し、血の海に斃れていった。日暮れ、人去った城内は寂として声なく、人心の倦厭の気のみ残されていたという…。

登録情報

  • 文庫: 541ページ
  • 出版社: 徳間書店; 新装版 (2005/10)
  • ISBN-10: 4198923213
  • ISBN-13: 978-4198923211
  • 発売日: 2005/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 59,471位 (本のベストセラーを見る)
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54 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
祝!復刊!! 2005/10/6
By gumby13
形式:文庫
三代将軍徳川家光の実弟忠長が執り行った真剣勝負による「御前試合」の顛末だが、これが実に面白い。対戦者間にわだかまる情念、執念、怨嗟、等等を過不足なく綴り、刹那の勝負に全ての因果を収斂させる構成なのだが、これが十一篇続いても、まったく飽きさせることが無い。

相対する剣士をそれぞれに、ある意味追い詰めている武家の論理は前近代的なものであるが、その根底に流れるさまざまな感情は普遍の原初的なものであり、今日読んでもあまり古びた感じはしない。。。。。のは、やはり俺が時代劇が好きだからかも知れない。

むしろ今日的と言えるのは、その残酷描写であろう。腕が飛び、脚が飛び、体が両断される剣の破壊力は対峙する双方を無傷では終わらせない。『キル・ビル』や『シスの復讐』などが剣豪小説の映画化作品へのリスペクトとして残酷描写を描いており、そういうものと呼応している「愉しみ」であることは否定しない。が、今日的とはそうした表層的な意味合いのみを指すものではない。

駿河城南庭の白砂の上に繰り広げられる凄惨な殺し合いは、生き残った者の魂を更に深く傷つける。酸鼻を極める試合の描写は、達人ゆえの凄みと業を漂わせながら、「無情」の二文字を読む者の心にも刻み込むのだ。だがこれは、血で血を購う事の空しさを説教臭く語り、半端な悟りを錯覚させるものでは断じて無い。むしろ生の業苦とも言える、足掻いて足掻いて生き続ける様を、十一の試合は描いている。だが、十二編目では、いともあっさりと終焉を迎える生の空しさを突きつけるのだ。

「命は等しく無価値」というテーゼが今日的なのか?そうかもしれない。だが、その結論に至る醜いまでのバイタリティがあるから、ニヒリズムは「破滅の美学」に昇華するのである

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
『シグルイ』の原作本としてすっかり有名になった一書。目下(第11巻まで)のところ、『シグルイ』で描かれているのは第一話「無明逆流れ」と第四話「がま剣法」であるが、他の諸編も歴史娯楽小説として十分楽しめた。個人的には、エロス感漂う第十話「破幻の秘太刀」と第十一話「無惨ト伝流」が好み。「剣の道は、一切のまよいを最も忌む」(315頁)。

それにしても、ネタバレになるため詳述は避けるが、『シグルイ』はやはり藤木源之助が登場する第十二話「剣士凡て斃る」をも描くのであろうか。これを描くとなると、正直あと何巻続くことになるのか想像もつかないのだが・・・
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By まる・ち トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 この本を原作としたマンガ「シグルイ」を読んだ知人から「まず原作を読むべき」と薦められて読んでみた。

 歴史物は普段手に取らない、まして剣豪物は池波正太郎の「剣客商売」ぐらいしか読んだことがないが、語り口そのものは現代文である本書では、人名が古くさい程度の違和感しかない。

 十一番それぞれの試合について、登場人物たちの背景をたどり最後の勝負の一瞬に収斂していくストーリーは非常にスリリングで(映画で言うところの「グランドホテル形式」である)、このジャンルを見直した次第である。

 違和感を感じにくい別の理由を敢えて言えば、名だたる剣豪たちが女色や出世の欲に惑う点にあるかと思う。このあたりは修行不足というか、剣の道一筋に没頭してきた世間を知らない人間の弱さであろうか。そして当然のごとく、この欲を断ち切った者が試合では勝利を収めるのである。この俗物的葛藤とも言える描写が次々と登場する(非現実的と思える)必殺剣とうまくバランスして、リアリティーを与えているように思え、楽しめた。
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大和侍の生き様は、色あり恋あり、情け無用
最後の試合の「無惨卜伝流」が長いです。
これだけで全体の3割使ってます(だいたい他のエピソードの3〜5倍くらの長さ)。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: アズムトン
今からでも遅くない
「シグルイ」原作小説。
十一組の試合とその後日談といった構成。

シグルイを読んでから原作を読んだが非常に楽しめた。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: hoge
読む順番により良し悪しあり
この作品はどんな風に読みたいかで評価が変わると思う

シグルイ好きは1、2、3、4、12で十分だと思うし... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: う〜む
大変楽しめました。
漫画「シグルイ」の原作としてにわかに注目を浴びた作品で、故に漫画との対比で語られることが多いようですね。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ベトナム大好き太郎
真剣試合にいたる剣士たちの物語がいいですね
漫画・シグルイの原作なので読みましたが、たまらなく面白かったです。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 黒蜜きな子
シグルイのファンは読まないほうがいい
情念の描写には小説作品のほうが有利であるにも関わらず、戦闘も心理描写も浅薄で、シグルイとは比べるべくもない。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: kodomo3
狂気
この本に登場する武士はみな強いが、誰もが特殊な性癖や狂気を抱えている。シグルイの原作にあたる話も載っているが、設定が違うところもあるのであまり漫画のノリを期待しな... 続きを読む
投稿日: 2009/2/15 投稿者: Mr Mojo Risin'
剣豪小説が帰って来た!
言わずと知れた「シグルイ」の原作を含む連作もの。
表紙がモロ「シグルイ」の二人の対峙場面!

多くの評どおり、... 続きを読む
投稿日: 2008/3/14 投稿者: Jeena
イマイチ
特に盛り上がりもなく、あらすじを読んでいる感じでした。
シグルイの脚色がすごいのですね。
投稿日: 2007/11/23 投稿者: ぼん
短編小説は苦手だが
この作品は非常に楽しめた。南條 範夫の小説は初めて見ましたが、文体も仰々しくなく、適度に軽く読みやすいので、力を抜いて楽しめます。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/11 投稿者: richey
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