旧訳『魔法使い(ウイザード)になる方法』を読んでからずっと続編を読みたくて、長い間待っていました。
今回、新訳で1巻から再販されると知り、応援する気持ちで新訳を購入しました。
ところが、本を開いてすぐに挫折しそうになりました。
あれ? こんな感じだったっけ?…と旧訳を引っ張り出して読んでみて、合点がいきました。
旧訳は子どもも読めるような、頭にするするっと入ってくる優しい文章だったんです。
対して新訳は原作通りの訳なのかもしれませんが、なんだか切れ切れで、物語としてうまく訳されていないように思えました。
それに最後の大事なところで斜体のフォントを使っているのですが、それが読みにくくて気持ちが悪いのです。そんなところばかり目がいって、全然楽しめないまま読み終わってしまいました。
でも一番「え!?」と思ったのはフレッドの喋り方…。全く違うキャラになっていてショックを受けました。次巻『魔法使い(ウィザード)になる方法〈2〉』のキャラもこのように180度違う喋り方をさせるなら、私は買わないです。
旧訳のファンの方は、一度中を確かめてから買うことをオススメします。
表紙ですが、後ろにいる男の子(に見えませんが)はヒスパニック系の黒髪で、手前の女の子は目の周りにあざがあり、全身傷だらけのあまり豊かではない家庭の子です。ばら色の頬のおだやかな顔をした女の子ではないと思います。イラストレーターさんがどんなイメージを持って描こうと自由だと思いますが、もう少しこの物語に愛情を持ってくれたらなあ…と残念に思いました。