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新書なので、駅弁のカラー写真等は一切なく、駅弁大会チームの社員、駅弁の製造業者、エピソードで取り上げた駅弁の白黒写真だけです。ヴィジュアルでなく、文章で綴る駅弁大会です。食通の食べ歩きのような、各駅弁の批評等はありません。大会の運営にまつわる話、駅弁製造業者、大会を支える社員、駅弁を通して語られる文化と、人間の関わり合いを、エピソードとして紹介しています。
廃線路線の駅弁の復活が、当時を懐かしむ人たちに与える感動。駅弁対決、実演販売、新商品開発等、駅弁製造業者の真剣な態度。業者を尋ねて全国各地をまわる社員。海外の駅弁発見となる奇妙な縁、等のエピソードです。
構成が断片的で、エピソード相互の関連が弱く、文章が洗練が足りずに、陳腐な言い回しが多いものの、まじめな人たちがまじめに取り組んだ仕事ならではの、説得力にあふれています。その意味で、とても好感を持てる内容になっています。この駅弁大会を毎年楽しみにしている人は、この本を読めばもっと楽しめるようになることでしょう。
巻末に年表をつけて、時代背景、京王百貨店にとっての重大事、隔年の駅弁大会の特色、売上高などを載せると、資料としての価値も出てもっと良かったかも。
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