登場人物といっしょにそれを楽しめばいい。
これが正しい本書の読み方。
一巻が面白かっただけに、始めは不安でしたよ。
駅弁旅ガールは出てくるのか?
旅情誘う絵、落としてはいけない見所、
通好みの駅弁、鉄オタネタ、
それとなによりもエンタテインメントの質
は揃っているのか??
で、二巻は期待以上でした。うれしい限り。
エリート候補に疲れたマドンナ水越嬢が、
急速に人間味を増してくる展開は読んでいて快適。
このあたりのご都合主義は全く気になりません。
その話を中心に、厳しい地方ローカル線の現実、
ユニークな駅弁の紹介、
鉄道の情報、
それと「中原見直したぞっ!」と
改めて発見する主人公の人の良さ。
作者陣の思い入れが伝わってきます。
単調になりがちな鉄道旅の描写が、
本作品ではきびきびしているのは、
彼が次から次へと目的地を持っているから。
人生もいっしょだね。
しかしこれだけエンタメの要素を盛り込みながら、
ストーリーに濁りがないというのは絶妙。
作品自体が、駅弁なわけですな。