この著者の書いた本は始めて読みましたが、
あまりにも話に脈絡がなく、その退屈さに辟易としました。
まず会社の内情が雲に霞んだ感じで明確に伝わってきません。
確かにアリババは実在の企業であり、しかも書かれた当時は未上場でした。
それで色々と公に出来ないことが多かったせいもあるのでしょうが、
「一級のビジネス書」としては、やはり納得はできません。
いちおう著者は会社の内部に踏み込んで綿密に取材したと述べてますが、
競合他社の情報も含め、どうしても事実よりも著者の憶測の方が目立ちます。
また時系列で実話を並べるわけでもなし、テーマ別に話を進めるわけでもなし、
さらに著者に明確なビジネス観があるわけでもなし、
ただ著者の思いつくまま、あちこちに話が飛んでいきます。
お読みになる方は、話についていくのに大変苦労されることでしょう。
だいたい本の帯にある、
「インターネットという角度から見ると、中国が21世紀に勃興することは運命ともいえる出来事なのかもしれない」
という文章からして何か意味不明だと思いませんか?
「インターネットがあるから、必然的に中国は21世紀に勃興するだろう」
とでも言いたいのでしょうか? だったらそう書きゃいいのに……。
ま、全編こんな感じの文章が、とりとめもなく延々と並んでます。