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カロールメンの卑怯な侵略からアーケン国を守るために急を告げるシャスタですが、実はかってアーケン国からさらわれた王子であり、出生時の予言通り国家存亡の危機を救うことになるのでした。
シャスタの冒険はなぜ?と思える過酷な状況です。危険や困難を乗り越え、力の限り戦うことになります。
ラバダシ王子の横恋慕、冷酷なその父王、卑劣極まりないアラビスの婚約者の大臣に対して、アラビスの友人は絶対権力にひれ伏しますが、アラビスは毅然と命がけの逃避行を選びます。
またアラビスはかっての召使への行為に対しても責任をとることになります。最後に出来事の全てにアスランの意思が関与していることが明らかになります。
カロールメンとは対照的に、アーケン国王のおおらかな人柄、国王たるものかくあるべしと納得の名君です。シャスタとの対面は感動です。
スーザンとラバダシ王子の一件は彼女の今後を暗示するエピーソードとなっています。
ストーリーも構成もルイスの世界観を表現し余すところはありません。正義と悪、勇気と卑劣、ユーモアと諧謔、無私の愛などを明確に描いて最後の一行まで楽しく読むことができます。
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