「酷道をゆく」「廃道をゆく」の求道者のごとき走り込みガイドが気に入っていたので、本書にもかなり期待をして、発売日に購入してみましたが、「首都高をゆく」は、残念ながら方向性を変えてしまったようです。各路線のガイドはありますが、とても大雑把な概要説明だけで、あとはひたすら「萌え」の世界。首都高の土木史やジャンクション萌えも良いのですが、まずは首都高を走り込んで、各路線の普段気付き得ない細部を追求して欲しかったなというのが、正直な感想。また、首都高に対する関心があちらこちらに飛んでおり、あまりまとまりのない一冊になってしまっています。もう少し一般的な題材から徐々に各論に展開した方が良かったのでは?この内容であれば、別に「ゆく」を名乗る必要がなかったと思いますが…。