不本意ながら”首なし騎士”に仕えられ、クラウンを預かる立場になってしまったシャーロット姫。次代の国王を選ぶ任は重く、方向も定まらない。
とりあえず兄レイフォードを補佐、王城の財務仕事を手伝い始めた彼女だったが、何者かに執拗に命を狙われる。公の立場上は『不出来の末子』から変わっていないシャーロットが狙われる理由は何なのか…?。そして帳簿から過去より続く国庫横領の事実を見つけた彼女は――。
ヒロイン世代の新キャラが二人、登場します。初代国王の左腕だったロチェスターの息子リオン。
そしてシャーロットの縁談相手だった豪商の次男セシル・エルマー。
それぞれ屈託を抱え、王城にやってくるのですが…。
このお話、思ったよりじっくりシャーロットの成長と選択を追うみたいですね。王の素質とか国ってものにに対する、シャーロットの思想が事件と人を通して形成されてく第一段階って感じでした。
超シスコンのレイフォード(口走った「○○しようか」はけっこう本音では)と首なし騎士アルベルト・ホースマン(彼を呼ぶのに何故か姓か名だけではしっくりしない気が)、そして今回はリオン(と、彼のお父様)。シャーロットの周りに役者が揃いつつあって、ラブ的展開は「それどころじゃない」のだけどそれは気になりませんでした。
ある意味若い新キャラ'@君はストレートだったのに比べ、'A君はどっち側なのか?…不穏感が次に引っ張ります。
そういえば、横領犯が取引材料ににしようとしたアレ、あの手段で聞き出したりしないのかな?。
こってりな一人称書きとおじさまを小父様みたいな漢字表記、シャーロットがやたらと感じてる「違和感」とか、読むのにひっかかる部分もあるのですが先が気になるお話です。