内容(「BOOK」データベースより)
「…私はヤスリにかけられ、文字を書き、たえず終り、移動しつづけることに専心していた。とらえようのない焦燥にあぶられた私はあちらこちらわたり歩き、周辺で考えあぐねてうなだれたり、とつぜんひどい中心にとびこんだりした…」一九六〇年代、開高健が綴った濃密な年月の記録の文章。サイゴン、イェルサレム、そして東京からの“緊急報”、初の文庫化。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
開高 健
1930年大阪に生まれる。大阪市立大を卒業後、洋酒会社宣伝部で時代の動向を的確にとらえた数々のコピーをつくる。かたわら創作を始め、「パニック」で注目を浴び、「裸の王様」で芥川賞受賞。ベトナムの戦場や、中国、東欧を精力的にルポ、行動する作家として知られた。1989年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)