新装版。タイトルシリーズ及びビブロス版の描き下し12頁に加え、描き下しが4頁追加されています。ほかに猟と海斗の二卵性双生児のシリーズ3話収録。
腕は超一流、しかも淫らで美しく大人の魅力満載の仕立て屋、柊。それに対し、いっぱしのワルを気取っても所詮20歳の大学生、陸。
「私のスーツを着る以上は、それに見合う中身になっていただく」と柊が陸に与えた課題は、自分を知り、美点を生かせというものだった。
柊は魔性ですね。プライベートでは男にだらしないある意味ダメダメな男なのに、どうにも魅力的。そして大人としての格の違いを見せつけられ、柊を手に入れるためにふさわしい男になろうと懸命な陸の姿はまっすぐでとてもいい。
1つの出会いによって価値観が変わり、人生も変わる。まぶしいほどの若さと可能性、そして「君の前には無限の可能性があるんですね…」という柊のなんともいえない静かな表情。ちょっとぐっときました。面白かった。お薦めです。
ちなみに本編最後の朗読のシーンが、今回の描き下しを含めても時系列的に一番後のようです(髪型で判断)。朗読する陸は素敵です。。