2作目ではありますが、まったくの新作ではなくて、新システムや新キャラクターが追加されたリメイク作品です。
新システムとしては部位ダメージが追加されています。頭、胸、右腕、左腕、右脚、左脚と各部位に耐久力が定められており、ダメージが蓄積した箇所に攻撃を喰らうと不利な体制に持ち込まれてしまいます。耐久力が限界に達すると発生する、部位破壊のカットイン演出はカッコイイです。
このゲームのすごいところは「感覚が伝わってくる」ところです。敵を殴っているときの爽快感や、殴られているときの痛覚などが他の格闘ゲームよりリアルに伝わってきます。
コンボや技を必死で覚えてする格闘ゲームよりも、もっと右脳的本能的に楽しむことのできるゲームだと思います。
新キャラクターは日本拳法の『椎名一重』、巽の師匠である『力王山』などです。
悪いところを挙げるとすれば、登場キャラクターの技や戦い方が、原作のみを参考にして作ったんじゃないかという印象を受ける点です。
たとえば、日本拳法の『椎名一重』は、(ゲームが作られる当時の)原作では「直突き」という技しか披露していませんでした。なので、ゲームに登場する椎名は、日本拳法らしい技は直突きしかなく、あとは古武術のような受身技などを繰り出す謎のファイターにされています。しかも弱いです。
原作が格闘技に精通した作者によって描かれたものだけに、ゲームの制作者があまり格闘技の研究をしていない様子であるのが残念でした。