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5つ星のうち 5.0
意識の博物学,
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レビュー対象商品: 養老孟司の大言論〈2〉嫌いなことから、人は学ぶ (養老孟司の大言論 2) (単行本)
ひさしぶりに養老先生の本を読んだ。図書館で借りて読んでいたけれど、とてもおもしくろくなって購入した。前半は「無思想の発見」で書かれたことのさらなるところが読める。中盤は、自分に対しては「同じ」といい他人に対しては「違う」という意識の「同じ」という機能について。その後は「モノから考えること」について。これは先生にとってもこの連載を書いていた当時に気づいた新たなところで、環境について書かれた本でも読めそうな話がされています。水・石油・遺伝子の資産慣性から見えてくる環境・紛争・アメリカの行動。そして日本。「石油(隠されていた原油価格一定という秩序)が維持する秩序」。石油で手に入れた丸儲けの安定秩序と反対に生まれるエントロピーの増大について。最後はラオスで出会った蝶をとって暮らす京都(中京)出身の日本人との交流。「居つかない」身体の使い手であるその人や「シャンタラム」という本を書いたオーストラリア人にたいして、生きていない日本人・日本を心配する気持ちをもらしています。小学2年に終戦を向かえた養老先生にとっては、まわりで「一億玉砕・非国民・欲しがりません勝つまでは」と合唱していたところから今もみているのでしょう。その他、「ユダヤ人問題」では内田先生の話も出てきます。このお二人の微妙な位置関係も興味深いところです。
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