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養老孟司のデジタル昆虫図鑑
 
 

養老孟司のデジタル昆虫図鑑 [単行本]

養老 孟司
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

 養老孟司先生といえば、知る人ぞ知る、「甲虫研究の大家」です。そして本書は、そんな養老先生が、自ら家庭用スキャナを駆使して、貴重なコレクションを「撮影」してつくった、文字通り手作りの昆虫図鑑です。
 ご存知ですか? 家庭用スキャナは、実は立体物を「撮影」できる巨大デジカメなのです。作家の山根一眞さんにそれを教わった養老先生は、自らの「生涯の仕事」として取り組んでいる虫の研究に生かそうと、市販のスキャナを購入し、これまで集めた数々の虫の標本を次々にスキャンしてパソコンに取り込んでみました。するとどうでしょう。1センチたらずの虫の姿がパソコンの大画面いっぱいに引き伸ばしても細かな皺や毛の一本一本が見えるほど綺麗に映し出せるのです!
ケニアのカワラゴミムシ バリ島のツマベニルリタマムシ 壱岐のコアオハナムグリ

 これは面白い! 誰でも簡単に自分の「図鑑」ができるぞ! かくして、養老先生は自らの膨大なムシ・コレクションの中から、よりすぐりの「面白い虫」をピックアップし、その奇妙な姿を次々と撮影。昆虫たちのプロフィールを、美しい写真と養老節がさえまくったエッセイとで紹介していきます。まさに、「見て驚き、読んで楽しい昆虫図鑑」、それが本書です。
 それだけではありません。本書には、養老先生のライフワークである「ヒゲボソゾウムシ」に関する研究成果が、自身の筆により詳細に書き記されています。ただの昆虫に関する論文ではありません。自然と博物学と科学と人生についての、最新にして最深の養老哲学が織り込まれた、養老ファンならずとも必読の文章です。
 さらに巻末には、養老先生と、「スキャナ写真術」生みの親である山根一眞さんとの対談による、超実用的な『デジタル図鑑のつくりかた』も掲載。スキャナとパソコンさえあれば、あなたも、すぐに「デジタル図鑑」をつくることができます。

内容(「BOOK」データベースより)

デジタルの眼で、虫の世界をのぞいてみよう。スキャナで虫の標本の現物をスキャンしたら簡単に自分で「昆虫図鑑」が出来てしまった。オールカラー写真と、エッセイとでつづったデジタル昆虫図鑑。

登録情報

  • 単行本: 133ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2006/7/6)
  • ISBN-10: 4822245276
  • ISBN-13: 978-4822245276
  • 発売日: 2006/7/6
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 鳥居
形式:単行本
図鑑と称しているが、あんまり図鑑ではない。「きれいな標本写真つきの昆虫エッセイ」といったところか。

正直言って、中身はあまりたいしたものではない。養老氏のエッセイは良くも悪くも相も変らぬ、と言った感じであるし、量的にも物足りない。それに虫の種類が少なすぎる。ビジュアル的には洗練されているが、なにせ軽い。養老孟司のネームバリューを使って、ムシ好き以外の読者層をつかもうとしたのだろうが、それはちとムシが良すぎるんではないかの?

ただ、本書のキモは『市販のスキャナで昆虫標本のステキな写真ができあがる』というその一事にある。こと本の内容に関しては感心できないが、この技術は掛け値なしに素晴らしいと思う。この技術のノウハウを知るだけでも1200円の価値があると考える人もいるだろう。

昆虫図鑑と言いながら甲虫ばかりしか載せてないのも気になるが……「この写真技術とスキャナさえあればいくらでも増やせるんだから、足りない分は自分でやりなさい」ということか。与えられたものより得たもののほうが100倍価値があるってね……それも道理。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
タイトルをストレートに信じて本書を購入するとガッカリするでしょう。タイトルはエプソンがスキャナーの新しい使い方を宣伝するために、広告代理店あたりと考えたネーミングって感じですね。
ただ、本書は昆虫マニア、特に標本マニアにはまさに目からウロコの一冊です。昆虫の発色には構造色と呼ばれる発色の仕組みがあり、人の目に映る色彩が写真で撮影すると出ないことがよくあります。また、小さな虫を大きく写すマクロ撮影もだいぶ簡単になってきましたが、やはり素人には難しいものです。それが、スキャナーを使うことで、いとも簡単に解決してしまうとは、夢にも思いませんでした。
私も早速眠っていたスキャナーをたたき起こし、撮影してみましたが、本当に本書のような美しい写真が作れることを確認しました。皆さんも是非お試しください。この値段は決して高くないと思います。この本の功労者は養老教授ではなく、この方法を発見された山根一眞氏ではないかと思います。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
 けっこう面白かった。意外と楽しかった。実は面白い本である。本人が楽しんで書いた本は、読んでいても楽しい。二匹目のドジョウで良いから、もう少しボリュームのある続編を期待する。

 ヒトと違って、感覚・観察を重視する動物は、「同じ」ではなく「違う」を大切にする。博物学は世界の多様性に対して敏感に反応するが、それは、「違い」を見いだすクセのある感覚の営みである。しかし、そうして得た感覚情報が脳で処理されると、脳のクセとして、「同じ」を見いだして定式化しようとする。これが科学の営みであるが、要するにそれは脳のクセなのである(P.98)。すなわち、分類学は、博物学と科学の中間に位置すると言える(P.101)。

 そういう難しいことも、書いてある。
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