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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
壮大な物語、いよいよ完結へ,
By 青 (目黒区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫) (文庫)
舞鶴東警察署の味村時雄と、函館の弓坂吉太郎が、次第に犬飼多吉こと、樽見京一郎を追い詰めていく。 列車やバス、自転車などを用いて、京都から東京、青森、 そして北海道へと、広範囲にわたる捜査が展開される。 現在と違って交通事情の悪い中での、この行動力には感動すら覚えた。 樽見京一郎の不憫な生い立ち、その後、彼が持ち続けていたであろう 劣等感、そしてこの作品全編に漂う貧困の描写には、考えさせられた。 決して短い小説ではないが、面白かったので、割と短期間で 読み終えることが出来た。是非、多くの方に読んで頂きたい作品である。 この壮大な物語を堪能して欲しい。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
救済という名の人間小説,
By Justin (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫) (文庫)
警察の捜査によって物語が語られているので、推理小説のようなイメージを持ち易いが、水上氏が伝えたかったのは事件の真相そのものではないことが読み終えたときにわかる。早々に明かされる事件の大筋に、残りのページ数とひき比べて、どのように決着をつけるのだろうか? 水上氏は、あとがきで、発表当時「推理小説」としては不手際とされたこの語り口による本作を「人間小説」と呼んでいる。 改めてこの作品を噛み締めてみたとき、「救済」という言葉が浮かんだ。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
一息に上下巻が読めます,
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レビュー対象商品: 飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫) (文庫)
ミステリ仕立ての社会小説です。社会派ミステリーというジャンルがあった時代がありました。 (まだあるか) 主人公は二人です。 ながーい時間スケールの中で進む物語で, 上巻は八重の,下巻は樽見の人生が綴られています。 丁寧に丁寧に二人の人生があらわされていて, はまる展開に一息に読めます。
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