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飢餓と戦争の戦国を行く (朝日選書)
 
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飢餓と戦争の戦国を行く (朝日選書) [単行本]

藤木 久志
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,470 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「七度の餓死にあうとも、一度の戦いにあうな」―「飢餓も恐ろしいが、戦いの方がもっと悲惨だ」。私たちの意表をつくこの格言の真実を、ことに飢餓と戦いの続いた日本の中世史のなかにさぐる。

内容(「MARC」データベースより)

日本の戦国時代は飢餓の時でもあった。餓死するよりは奴隷になった方がまし、いや他人を奴隷に売り飛ばした方がさらにまし。戦国の世の実相を面白く分かりやすく説く。

登録情報

  • 単行本: 244ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2001/11)
  • ISBN-10: 4022597879
  • ISBN-13: 978-4022597878
  • 発売日: 2001/11
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By Isolde
形式:単行本|Amazonが確認した購入
日本の中世が庶民にとってどのような時代だったかを描いた良著だと思う。文体から、著者が他の研究者の研究成果を尊重する姿勢や、飢餓や貧困に直面した当時の庶民を同じ目線で見る誠実さが伝わってくる。戦時の性暴力や人身売買、奴隷として海外に売り飛ばされた日本人や、秀吉の朝鮮侵略時に日本に連れてこられた朝鮮人の存在にも触れている。本当は星5つにしたいところだが、なぜ星4つかと言うと、少し娯楽性に欠けると感じたからだ。当時の庶民が何を食べていたか、どんな着物を着ていたのか、風呂には入ったのかなど、暮らしの具体的な描写があったら面白いと思った。しかし、そのような記録は残っていないのかもしれないから、それは無理な要求かもしれない。そうだったら、すみません。
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13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 旱魃・長雨による凶作、飢饉、疱瘡などの疫病、そして戦乱と中世に生きる人々は常にこれらから逃れられない運命にあった。巻末の膨大な旱魃、長雨、台風、疫病、蝗の被害、地震、火山の噴火などのデータにあるとおりわが国の中世ではほぼ毎年といっても良いくらい、国内のどこかで災害が発生していたことに改めて驚く。応仁の乱以降の戦乱の時代も、政治的な色彩の濃い天下の統一のための戦いというよりも、生きるための領地の拡張と食料・資源(奴隷を含む)の争奪というのが実情であったのだろう。また「村の城」という視点も、兵農未分離の時代には当然ありうることであり、全校的な傾向であるかどうかは別にしても数多く残されている中世の小規模な城郭・砦跡などの事情を考慮すると肯ける部分が多い。さらに、飢饉による身売りや合戦による庶民の強制連行(乱取)は、ことによると近世における賤民制成立の歴史的な要因のひとつと考えられるような示唆も感じるに至った。ただ、すでに発表された論文を一冊の本にまとめているため、テーマとしての統一性が薄められているように思える部分がマイナス要因。
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形式:単行本
 旱魃・長雨による凶作、飢饉、疱瘡などの疫病、そして戦乱と中世に生きる人々は常にこれらから逃れられない運命にあった。巻末の膨大な旱魃、長雨、台風、疫病、蝗の被害、地震、火山の噴火などのデータにあるとおりわが国の中世ではほぼ毎年といっても良いくらい、国内のどこかで災害が発生していたことに改めて驚く。
 応仁の乱以降の戦乱の時代も、政治的な色彩の濃い天下の統一のための戦いというよりも、生きるための領地の拡張と食料・資源(奴隷を含む)の争奪というのが実情であったのだろう。また「村の城」という視点も、兵農未分離の時代には当然ありうることであり、全校的な傾向であるかどうかは別にしても数多く残されている中世の小規模な城郭・砦跡などの事情を考慮すると肯ける部分が多い。
 さらに、飢饉による身売りや合戦による庶民の強制連行(乱取)は、ことによると近世における賤民制成立の歴史的な要因のひとつと考えられるような示唆も感じるに至った。
 ただ、すでに発表された論文を一冊の本にまとめているため、テーマとしての統一性が薄められているように思える部分がマイナス要因。
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