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食通知つたかぶり (中公文庫)
 
 

食通知つたかぶり (中公文庫) [文庫]

丸谷 才一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

美味を訪ねて東奔西走、和漢洋の食を通して博識が舌上に転がすは香気充庖の文明批評。津々浦々の名店をめぐり、食べてはせっせと歩き、歩いてはせっせと食べた漫遊紀行。ところどころ文壇交遊録や、珍味佳肴をめぐる詞華集の趣きを呈したり…。夷齋學人・石川淳の序で幕開き、巻末では著者が、かつての担当編集者と共に往年の健啖ぶりを回想する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

丸谷 才一
大正14年(1925)、山形県鶴岡市生れ。東京大学文学部英文科卒業。小説、評論、翻訳、エッセイと幅広い文筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 276ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2010/02)
  • ISBN-10: 412205284X
  • ISBN-13: 978-4122052840
  • 発売日: 2010/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 177,083位 (本のベストセラーを見る)
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食というもの 2010/12/11
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 1975年に出た単行本の文庫化。
 もともと雑誌『文藝春秋』に1972-75年に連載されたもの。
 日本各地を訪ね、それぞれ地元の美味しい店をまわって文章にするという夢のような企画である。神戸でステーキや中華、長崎で卓袱料理、横浜の中華街で朝粥、岐阜で鮎といった具合である。実に美味しそうだ。
 とにかく文章として良くできている。美味しそうだし、ユーモアも効いているし、ぐいぐいと読者を引き込んでいく。それでいて後味はさっぱりしている。名文である。
 歴史的仮名遣いで書かれているので、慣れないひとは読みにくいかも知れない。
 2010年には中公文庫版も出ている。
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By 湖人
形式:文庫
私は谷崎潤一郎、内田百けん、小島政二郎、獅子文六、吉田健一、池波正太郎など作家の食談義が好きで、色々読んできました。その中でも出色の一冊がこれ。昔から繰り返し読んでいます。
谷崎潤一郎や獅子文六はグルメではなくグルマン(大食漢)だとどこかに書いてありましたが、この本の丸谷才一もグルマンなのでしょう。
文章はユーモアたっぷり。良い料理を出す店を求めて東奔西走、一種の漫遊記としても楽しめますが、時折、知友の作家を招き、そのやりとりも面白い。私は丸谷作品の良い読者とは言えませんが、ひょっとして著作中の最高傑作ではないかとひそかに思っている次第です。
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至福 2011/5/31
By トップ500レビュアー
形式:文庫
食べものの味のことを書くのは芸がいる。
古今東西の食通たちが珍味佳肴の一文をものにしたがさすがに、丸谷才一は才人である。

極上とは、<至福感>である。

上品、高雅、凛然、艶麗、傑作、風流、食豪、香美脆味、清冽泉のごとき美酒、
二段がまへ三段がまへの芸、
人間の幸福とは神のねたむところである。等々の言葉がある。

35年経つので、今どうなっているのだろう。
岡山に西国一の鮨やあり。が最上である。<この味を形容することは、もうわたしの手にはおへない>とある。
その文の美なるにはほとほと驚きたりである。

気分がいまいちなとき読めば「気持ちがせいせいする」のである。
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