テレビと友人の高評価に期待して読みましたが、
正直、浅いと感じました。
さらっと読むならば、ほんわかいいお話なのかもしれませんが、
深く考えていくと、突っ込みどころ満載なのです。
あの食堂で、生計が成り立つのか。
前半であれほど、村の方々に助けてもらった、よくしてもらった、仲良くなった的な表現が出てくるにもかかわらず、
母の死後、食堂を長い間閉めているにもかかわらず、村の人からは応援や声かけがまったくない。
主人公は、あたかも「自分の努力と人柄で」村人と仲良くなれたように言っているが、
これだと、「あの母の子供だから」仲良くしてもらうことができた、そして母が亡くなったので、さほどの恩もないから心配する声もないのではないのか。とすら思えてきます。
・・・一度矛盾点に気づくと、どんどん???な点が出てきます。
あくまでファンタジーで、深読みしてはいけないお話なのかもしれません。
主人公の視点に感情移入して読んでいけば、がんばれそう!と感じるお話なのでしょうが、
第三者の視点で読めば、「のめりこみすぎて、周りが見えていない若い女の子の話」になってしまいます。
大人のファンタジーというにはつくりが浅いです。
小中学生が読書感想文にするなら、いい作品かもしれません。