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食卓の安全学―「食品報道」のウソを見破る
 
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食卓の安全学―「食品報道」のウソを見破る [単行本]

松永 和紀
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

食卓の安全学
食の安全にかかわるマスコミの報道ぶりの問題点や、一般的な常識のウソを指摘する。「遺伝子組み換え作物は本当に危険なのか」「無農薬農業が危ない」「体験談は信用度ゼロ」など、意外感があり興味深い。


(日経エコロジー 2005/09/01 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)

内容(「MARC」データベースより)

「食品報道」の実例を紹介し、なぜ問題のある報道になるのかを整理し、構造的な問題点に迫る。より正確で深い情報をどのようにして得て、どんな筋道で考えたらよいかを検討し、これからの日本の食の課題を浮き彫りにする。

登録情報

  • 単行本: 239ページ
  • 出版社: 家の光協会 (2005/06)
  • ISBN-10: 4259546775
  • ISBN-13: 978-4259546779
  • 発売日: 2005/06
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 食の問題に心配性のあなたに, 2005/7/19
レビュー対象商品: 食卓の安全学―「食品報道」のウソを見破る (単行本)
食品報道のウソを見破ると言う副題が示すように、かつて報道の第一線におられた著者が自戒をもこめて、食の安全に関する考え方を実例豊富に書いたもの。
最近、ジャーナリストからこの種の著書が出されるのは、小島さんに続いて毎日新聞関係者からと言うのが面白い。小島さんが考え方、記述に多少ぶれがあるのに対して、全体を通してぶれがなく一貫した考え方が平易に分かりやすく提示されている。食を預かる主婦はもとより、生協関係者にも読んでほしい内容だ。のみならず予防原則1点張りの弁護士さんや、研究者には本書に真っ向から批判を展開して読者を納得させてほしいとも思う。(ちょっと難しい注文かと思うけど)法政大学の奥教授(この方も元毎日新聞)が批判する「悪いニュース」は「いいニュース」とばかりにショッキングニュース探しに奔走する現場の記者さんにも読んでほしいものだ。読者を脅すばかりがニュースじゃないってことを読み取ってほしい。
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47 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 食をキーワードとしたメディア・リテラシー論, 2005/9/21
レビュー対象商品: 食卓の安全学―「食品報道」のウソを見破る (単行本)
食をキーワードとしたメディア・リテラシー論といっていい本.
世の中に浸透している
「昔からある食品=自然=善」VS「科学技術=人工的=悪」
というイメージによって,作られるさまざまな食にまつわるいかがわしい話を,どういかがわしいのかを示しながら紹介している.たとえば,無農薬・有機農業,遺伝子組み換え作物,BSE騒動,環境ホルモンなどなど.

こういった情報をマスメディアに頼り切ってしまうことの危うさを,著者自らも新聞記者として記事を書いていた経験から,説いている.

またこういうものを助長する要素として
・「一部」のナンチャッテ学者の暗躍
・「悪いニュース」を報道することが「いいニュース」であるとされてしまう感覚.
などをあげている.

とくにナンチャッテ学者のくだりは私自身も肝に銘じなければならないものとして,熟読した.
昨今,研究者の業績が求められる中で,積極的な社会貢献が期待されている.

メディアに登場することで,社会的貢献として評価される時代.
名前が売れれば,企業などに注目してもらえ,共同研究のチャンスもでてくる.
研究費も獲得しやすくなる.
だからといって,仮説段階のものを公表していいわけではない.科学的態度を崩して言い訳ではない.

食の健康・安全情報の裏側には,多くの発信源としての科学者がいるはずである.
人間としての欲望と科学者としての態度をきちんとわけて考えていかなければならないことを思い知らされた感じがする.

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19 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 自分で調べ、考えることの大切さ, 2007/3/21
By 
レビュー対象商品: 食卓の安全学―「食品報道」のウソを見破る (単行本)
著者の名前は「まつなが・わき」と読む。そう、女性である。プロフィールには、「主婦として母として…」と書いてある。

さて、本書ではまず、近年の食品関係の報道事例を挙げて、それがいかに誤解を招くものであるかをときほぐしていく。続いて、著者自身が新聞記者を10年務めた実体験から、なぜこのようなセンセーショナルな、あるいはその道のプロからみれば明らかに誤った記事が生まれるのかの舞台裏を明らかにする。

そして、新聞・テレビ報道の「情報の早さ」には一目置いた上で、記事の真偽を判断するためのコツ、特に、情報の出元に遡ることの大切さを説いていく。官公庁・企業・研究所の記者発表(プレスリリース)はいまやインターネット経由で直接読めるし、高校程度の英語が読めれば(これが一般人には難しいのだが…)『サイエンス』『ネイチャー』のオンライン版など、学術論文の原典にも挑戦してみるべきだという。

本書は、タイトルは「食卓の安全学」で、具体例ももちろんほとんどが食品と農薬関係の話なのだが、副題「『食品報道』のウソを見破る」の通り、核心は報道とのつきあいかたである。これは食品以外の報道にもそっくりそのまま当てはまることばかりなので、たとえば新聞を教材として使おう(Newspaper in Education=NIE)という学校の先生方にも読んでほしい。

個人的に好感を持ったのは、「英語の有名雑誌に論文が掲載されても、学術界での点数稼ぎにはなるが現場の人が読んでくれないので、あえて無名の日本語の雑誌に投稿する」という気骨のある研究者がいる、という何気無い一節。きっと、生産現場にも足繁く通っているのであろう。こういう人には頭が下がるばかりだ。
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