内容紹介
縄文時代の遺跡から魚の骨や釣り針が見つかる島国・日本。それはコメを主食にする前から、海の恵みを糧にしてきた証拠でしょう。しかし近年、海と私たちとの関係は激変しました。地球の反対側で取れる魚を常食したり、「漁場」だった海や川を、経済活動や生活の「ごみ捨て場」にしたり―。 本書は、こうした日本の現状を探った本紙連載「食卓の向こう側 第10部海と魚と私たち」(2007年2月27日~3月8日)を中心に、連載をテーマに催したシンポジウム、取材班に寄せられた読者の声や関連資料を添えて再構成しました。 私たちの暮らしと海、魚は密接につながっています。何を買い、どんな食べ方をするか。豊かな資源とともにあり続けるための暮らしのありようを考えます。