この本と
反原発、出前します―原発・事故・影響そして未来を考える 高木仁三郎講義録チェルノブイリ原発事故の3冊を入手し、まずこの本から読みました。
私達が知りたい事、知っておくべき事が網羅されているような本だと思います。
この本のレビューを、すでに投稿なさって紹介してくださったワッフルさんに、感謝いたします。
誰が読んでもわかりやすく、放射能のこと、放射能汚染、チェルノブイリの放射能とその教訓などが書かれていました。
特に第4章から6章にかけての
「輸入食品と放射能汚染」「日本で原発事故が起こったら」「放射能にどう備えるか」は、知っておくべき重要なことで、大変興味深い記述です。
その他の章も含めて、全ての章が、一般人が知っておくべき事実や資料、科学的な知識が多く、熟読しようという意欲がわくような良書だと思います。
平易な言葉で書かれていますから、専門的な知識を持ち合わせていない私のような者が読んでも大丈夫でした。
読了後、特に印象に残った点があります。
チェルノブイリ事故から教訓を学ぶはずだったのに、何も我々は学ばずに同じ過ちを繰り返してしまったという事。
p41〜42にかけての記述が心に深く突き刺さります。
著者いわく、「ソ連政府が国民に事故の真相の伝達を怠り続けたことは、今後のよい教訓となるだろう。」と書かれていたにもかかわらず、また事故が起きてしまった事が悲しすぎます。
医師で作家のシチェルバク氏の
「情報不足ゆえに、放射線恐怖症が人々の間に蔓延した」は非常に重い言葉です。
p106の「日本の原発は事故を起こさない」という主張をあまりにも楽観的とし、p111からの原発事故のシュミレーション、メルトダウンが起こったら〜という節以降は、ぜひとも多くの方に読んでいただきたいような部分だと感じました。
1990年に講談社現代新書から出版された本(当時は別タイトル)の新装版です。
(食品汚染の実態は、チェルノブイリ事故後から間もない数年間の調査結果)