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食べる西洋美術史  「最後の晩餐」から読む (光文社新書)
 
 

食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む (光文社新書) [新書]

宮下 規久朗
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

西洋、とくに地中海諸国は古来、食べることに貪欲であり、食にかける情熱はしばしば料理を芸術の域にまで高めた。また、食べ物や食事は西洋美術においては常に中心的なテーマであった。中世にキリスト教によって食事に神聖な意味が与えられると、食事の情景が美術の中心を占めるにいたる。この伝統が近代にも継承され、現代もなお重要な主題であり続けている。このことは西洋特有の事象であり、西洋の美術と文化を考える上できわめて重要な手がかりとなる。本書は、食事あるいは食物の美術表現を振り返り、その意味を考えることによって、西洋美術史を別の角度から照らし出そうとするものである。

内容(「MARC」データベースより)

古来から食べることに貪欲であった西洋。中世、キリスト教により食事に神聖な意味が与えられると、食事の情景が美術の中心を占めるにいたった。それらの美術表現を振り返り、意味を考え、西洋美術史を別の角度から照らし出す。

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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Ryu
形式:新書|Amazonが確認した購入
 特別、真新しいことが指摘されているわけではないが、まずは、テーマがいい。食べる、食べ物について描いた絵画を色々と楽しむことができる。ただ、口絵以外は、白黒なので、インターネットで、カラーの画像を検索して、読むと、一段と楽しめる。そういう意味で★4ツ。絵は全部で白黒100枚、カラー21枚。
 ただ、新書版なので、全体的に絵は小さいので、細部は全くわからない。好きな絵はインターネットで確認したい。ただ、ネット検索しても、見つからない絵が結構ありました。
 いいなと思った絵は、(図1)ラヴェンナ、サンタポリーナ・ヌオーヴォ聖堂(6世紀初頭)の<最後の晩餐>(モザイク)です。魚 二匹が絵の真ん中に大きく描かれ、その周りをキリスト?と12人の使徒が囲んでいる。さっそく、ネットで検索してみたらありました。背景は黄色のモザイク模様。

 ※ギリシア語では、「イエス・キリスト・神の・子・救い主」の頭文字をとると、魚(イクテュス)。

 ※モザイク (mosa'que) は、小片を寄せあわせ埋め込んで、絵 (図像) や模様を表す装飾美術の手法。石、陶磁器 (タイル)、有色無色のガラス、貝殻、木などが使用され、建築物の床や壁面、あるいは工芸品の装飾のために施される。この装飾方法は古くから世界的に見られ、宗教画や幾何学模様など様々なものが描かれており、歴史上、カテドラルの内部空間やモスクの外壁などの装飾手法として特に有名である。なおモザイク (mosa'que) はフランス語で、英語ではモゼーイック (mosaic)。(ウィキペデイアから)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
西洋美術はなぜ繰り返し食事の情景を描いてきたのか、という観点から、西洋美術の歴史を振り返る本。あまり美術の知識のない人でもおもしろく読めて、楽しみながら食文化やキリスト教についての知識も得られます。新書にしてはカラーも多く、内容もつまっていて、とてもお得感があります。食・美術・宗教が一直線につながるのがわかって感動しました。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:新書
よく欧州の美術館に行くと、どこでもこの種の宗教画と静物画がかなりのスペースを占めています。専門家は別として、通常は何とはなしに、ただ通り過ぎてしまうことが多いのではないでしょうか。しかしながらこれらの作品には、西洋の絵画の基本が表されています。ただそれのバックボーンとなるキリスト教への知識が欠落している日本人には、これらの作品へのempathyが本質的に生み出されることはありません。この作品は、”食べる”という角度から、この日本人には近寄りがたい題材とその基本へのわかりやすい紹介を与えてくれます。といっても決してレベルを落とすことなく、”最後の晩餐”から話を始めることにより、しっかりとした基礎的な知識がわかりやすく得ることができるようかかれています。それは、キリスト教という宗教の特異性とそれに支えられた食への特異なアプローチです。この作品を読むことにより、やっとこれらの絵画の理解に必要な基礎的な寓意や象徴への知識を得ることができました。このような知識があってこそ、その後の西洋美術の変容も理解できるというわけです。最後のエピローグとあとがきは、この種の講義から離れて、著者の美意識の一部が開陳されることになりますが、円谷幸吉の遺書の解読の部分はすばらしい締めくくりになっています。最後にこの新書の西洋美術史シリーズはなかなか面白い物が多いです。
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投稿日: 5か月前 投稿者: ママモステ
大いに食欲をそそる一冊
印象派以前の西洋絵画を理解するためには、キリスト教に関する知識が欠かせないということが広く浸透した結果か、最近その読み解き方(聖書の図像表現の読解方法等)を解説し... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ヴィリリオ
食事を描くのがキリスト教的画題ということは良く分かったが、専門的すぎ。
著者の本はどれも興味深く、恐らく学校での講義も同様なんだろうと想像する。本書は恐らく講義で使われたものをまとめたのだろうと想像。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 鷺坂判内
食べることの意義
絵画に描かれている食事の様子や食材から食事の概念を考察している。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: palladian
美術史であるとともに社会史でもある
食事や食材が描かれたヨーロッパの絵画を材料にした美術史の本。絵を見て、きれいだとか、上手いとか、これは何を意味しているのだろうというだけの感想を持つよりも、時代時... 続きを読む
投稿日: 2009/12/5 投稿者: 某々
思ったよりもシリアスな内容で、読み応えあり
豪華な食材やお菓子についての、いわゆる美食文化の話を勝手に想像していたが違った。背景に一貫して流れているのがキリスト教の影響と身分社会であり、現実には厳しい歴史物... 続きを読む
投稿日: 2009/11/12 投稿者: ピカール
勉強させていただきました
 著者は神戸大学の助教授(本書執筆当時)で、イタリアを中心とする西洋美術史を研究する人物。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/25 投稿者: yukkiebeer
2回目がおもしろい。
美術史を勉強してなくても食べ物という観点から話を始めていてとてもおもしろいです。宮下先生が他の美術史本で使ってる難しい専門用語とかもあえて取り除いて分かりやすくし... 続きを読む
投稿日: 2007/3/15 投稿者: こいまめ
知的満腹感が得られる!
「最後の晩餐」をキーワードに西洋美術の豊富な世界に導かれます。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/18 投稿者: ソン
僕はダメでした
前書きに期待して読み始めましたが、僕には全く面白くなかったです。個別の絵の食に関するウンチクや考察を述べるのですが、たんたんと進み、ワクワク感はなく、耐えられなく... 続きを読む
投稿日: 2007/2/14 投稿者: しもむ
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