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食べる。
 
 

食べる。 [単行本]

中村 安希
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商品の説明

内容紹介

『インパラの朝』(第七回開高健ノンフィクション賞受賞作)の鮮烈デビューから二年。
旅はまだまだ続いている・・・。
15の国で出会ったさまざまな“食”を通じて、人々の生活、人間模様、、文化、社会問題…を今までにない手法ですくい上げ、描いた珠玉のドキュメンタリー。

【目次】

食べる前に
  第一話 インジェラ(エチオピア)
第二話 サンボル(スリランカ)
第三話 水(スーダン)
第四話 野菜スープと羊肉(モンゴル)
第五話 ジャンクフード(ボツワナ)
第六話 BBQ(香港)
第七話 キャッサバのココナツミルク煮込み(モザンビーク)
第八話 臭臭鍋と臭豆腐(台湾)
第九話 ヤギの内臓(ネパール)
第十話 グリーンティー(パキスタン)
第十一話 タコス(メキシコ)
第十二話 ラーメンと獣肉(日本)
第十三話 自家蒸溜ウォッカ(アルメニア)
第十四話 自家醸造ワイン(グルジア)
第十五話 Tamagoyakiとコンポート(ルーマニア)

「私は、自宅のテレビから得られる膨大な知識よりも、旅で得られるわずかな手触りにこそ真実があると考えています。さあ、旅に出よう。世界を楽しもう。そうすればいつか、この魅力的な惑星のどこかであなたにバッタリ会えるかも──私たちがまだ知りもしない地球上のどこか、で」
(第十五話 『Tamagoyakiとコンポート』ルーマニアの友人に宛てたメールより)

【プロフィール】
中村 安希(なかむら あき)
ノンフィクション作家。1979年京都府生まれ、三重県育ち。2003年、カリフォルニア大学アーバイン校、舞台芸術学部卒業。日本とアメリカで三年間の社会人生活をおくる。その後、二年間、47カ国をめぐる旅をもとに書いた『インパラの朝』(集英社)で09年、第七回開高健ノンフィクション賞を受賞。他に若き政治家たちへインタビューを試みた『Be フラット』(亜紀書房)がある。

内容(「BOOK」データベースより)

15の国でめぐり会った人たちの諸相を“食べる”ことを媒介に斬新な手法で描いた珠玉のドキュメンタリー。

登録情報

  • 単行本: 216ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/11/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087814831
  • ISBN-13: 978-4087814835
  • 発売日: 2011/11/25
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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以前に、偶然「食べる。」の平松洋子さんの書評を見つけて以来、ずっと読んでみたいと思っていた。
やっと昨日時間が出来たので読み始めたら、一気に読んでしまった。一気に食べきった!気分。

今、世界中のどこにでも行けるし、日本国内ですら食べられない世界の料理はないと思えるほど、どんな料理も口にすることができる時代だ。だから、珍味の紹介本なら新しくも何ともない。この本の中にも珍しい料理はたくさんでてくるが、「食べる。」は、世界中の珍しい料理を紹介しているのではないことが、読み進めるうちにわかってくる。
事前のアポも、メールも電話も、自己紹介すらもない。そんな突然あらわれた1人の異国の人間が、「食べながら」全く見ず知らずのコミュニティ―の中に迎え入れられていく。その光景は、一切の無駄なものを削ぎ落とした、究極のコミュニケーション手段であるかのようだ。
あくまでも媒体としての食、いや、媒体としているのは料理そのものではなく、著者の食べる、という行為である。異国で、異人として…
いや、そうではない。日本で、たとえば家族や友人と日本食を囲むときだって、食べることは人と繋がる手段であるはずなのだ。そのことを、もう何年も忘れてきたような気がする。
この人の食べ方は、野性的で、情熱的で、そして、本気で食べることで、相手に敬意をもって確かな何かを伝えるのだ。

久々に出会った珠玉のエッセイ、静かに読みたい逸品である。
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By happybear0823 VINE™ メンバー
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中村安希さんの本は、「インパラの朝」で、その感受性にこころの洗濯と、哲学的思考で独り言ちを繰り返し、自問自答に彷徨い続ける女性の姿に感涙したこと、その鮮烈な印象がまだ記憶に残っています。
本書では、”食べる”を基軸にしていますが、決して食べ歩きのような、また、食の薀蓄でもありません。
幾多の旅路のなかで、物欲を捨てたところに見出した、動物的本能に近い”食べる”であると思います。
その地で、その時々で感じ取るもの、雰囲気や触れ合う人々との交流や出来事や、また匂いやその思い出などによって、誘導され、自分の意志で受け入れた印象に残る”食べる”意識をエッセイとして書き綴っています。
起承転結で書き綴るのではなく、いきなり展開するその時点におかれている出来事から始まります。
また、頑固一徹な中村安希さんの独り言ちは孤独さを感じるんですが、それをずいぶん楽しんでいるように感じ、現地で触れ合う交流の中でも、しっかりとしたポリシーを持って接しているように思います。
”食べる”をテーマにして、旅することの楽しさ、家でじっとテレビなどを見ているよりは、旅を通して、体感することの有意義さを力説しています。
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