この本はたいへん見やすい。まず、前半で「食べてはいけない添加物の食品」
と題し約50種の食品を挙げているが、1ページ1品ずつなのがまず見やすいし、
全ページ下に、入っている添加物を列挙してあるのもわかりやすい。
文庫本用の書き下しということで活字の大きさ、レイアウトも見やすい。
後半は100ページ以上にわたって「食品添加物早わかりリスト」で、
五十音順なので辞書的な感じ。本のタイトルが、こんないい辞書が載っているのが
わからないので、もったいない。一つ一つの記述量が多く、貴重な辞書。
但しこれらはあくまで参考辞書として見やすいということで、
いつもながら「発ガン性がある」といって読者を脅かすのはいただけない。
もし或る添加物に発ガン性があるとしても、普通に毎日食べているぐらいでは
実際にはガンを発生しないようなレベルの、さらにその何十分の1の低い基準で
国の規制がなされているし、食品会社も、基準の、さらに何分の1しか使用していないからだ。
動物実験は、意図的に不自然に大量に摂取させる実験も多く、普通に食べている
人間には、そのまま当てはまらない。こんにゃく・しらたきのページには、
凝固剤をウサギの目に点眼した話が書いてある。人間が食べる食品と、何の関係が?
しかしこの種の本は、そういった実際性には触れず、
成分上、ただ「この添加物には発ガン性がある」とするばかり。言葉のトリックだ。
こういうのを気にしちゃう人は、食べるものがなくなるので
読まない方がよい。参考程度に。