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食がわかれば世界経済がわかる (文春文庫)
 
 

食がわかれば世界経済がわかる (文春文庫) [文庫]

榊原 英資
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

英米経済の象徴である「ファストフード」と「炭酸飲料」。「中華料理」の豊かさが示す中国の輝かしい栄光。そして現代、世界的に広がる「日本食」ブームの真の理由とは。二百年にわたって世界経済の覇権を握ってきた西欧近代文明の没落と、アジア復権の巨大な潮流を、身近な「食」の流行から読み解いた「ミスター円」の名講義。

内容(「MARC」データベースより)

なぜ、マックやコーラの売り上げが停滞し、日本食は世界的ブームなのか? この謎を解くことで、21世紀の大潮流が見えてくる。「食」を切り口に、世界経済の変遷を解説する。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 207ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/6/10)
  • ISBN-10: 4167717875
  • ISBN-13: 978-4167717872
  • 発売日: 2008/6/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
ボーダレスなグローバル社会における経済を理解しようと思うのなら、世界の歴史を知っている必要がある。ただし世界の歴史といっても、色々な切り口がある。学校の授業で教わるのは政治を主とした歴史であるが、美術、音楽、文化など色々な観点から歴史を見ることができる。本書は「食」をテーマに世界史を取り上げ、経済との関連に言及することを試みている。

本書によると、「食」を支配するものが世界経済を支配するという。英米は「食」を資源として捉えて、大規模化と効率化を目指し、「食」の工業化を進めていった。一方、日本や中国、またフランスやイタリアなどのラテン系諸国は「食」を文化と考えていた。著者はこの違いが、世界を支配する原動力の差になって現れたと考えている。しかし、現在では、「食」の工業化も行き詰まりを見せはじめているようだ。例えば効率よく大量生産するために牛に与えた肉骨粉が起因となったBSE問題はその典型である。そしてハンバーガーやコーラに代表される工業化された食品は伸び悩む一方、欧米では日本食が流行っているという。健康志向にマッチしているからだ。

ただし、これだけでは英米を中心とした「食」の工業化を進めた国々、ファーストフードに代表される国々が衰え、「食」を文化と考える日本を初めとするアジアの国々、スローフードに代表される国々に主導権が移ってくるという本書の論調には同調できない。中国やインドの経済成長を見て、やがてアメリカを追い越すのではないかという点については、感覚的に納得できる部分もあるが、「食」の工業化が行き詰まりを見せる一方、日本食などのブームからアジアに主導権が移ると言う考え方には説得力を欠く。

私の理解力不足であったのならお許し頂きたい。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By スーダラ親父 トップ1000レビュアー
形式:文庫
ミスター円こと榊原氏の著作ということでもう少し固い文章を予測していたのですが、予想外に軽快な文章に少し驚きました。食と国家の盛衰というのを軸にした話なので、昔勉強した世界史の記憶が蘇り、面白く繋がったりするので中々に楽しめます。やはりあそこまで登り詰める人というのはタダの経済バカではなく、こうした歴史や文化といったことについても非常に造詣が深いのだなぁ、と思います。今は慶応で教えている筈ですが、この人の講義、案外面白いのではないかなんていうことも伺えます。なんでこんなに日本食がブームなのか、というのが歴史的経済的側面から理解できて楽しい読み物でした。日本では産業の高次化即ち先進国化というのがイメージとして大きいのですが、そこに警鐘が鳴っているようにも感じられます。文体からは非常に気さくな人柄なのではないかというのが伺えます。

個人的にはこの人には日銀総裁やってもらいたかったんですけどね。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
タイトルを見た時は、食糧問題や食糧政策に関する内容かと思ったのですが、食文化の動きを追ってゆくと、リ・オリエント、東洋が世界経済の中心になってゆく時代がやってきた、ということが書かれた本です。著者は、TVでも時々拝見して、歯切れの良い、わかりやすい論評をされますが、文章もそのイメージ通りで、イスラム、中国、日本の食文化とヨーロッパ、アメリカの料理の変遷などを辿ってゆき、大きな時代の流れを食に関連させて解説されています。著者が相当なグルメであったことを伺わせます。経済に関連付けなくても、料理や食にご関心のある方にはお進めです。面白いです。
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世界史の中の食文化と経済繁栄の連動を述べた本
他のレビュアーも言っているように、著者の専門から判断して、食料経済か政策の本かと思って読んだが、内容は、古代から現代に至る、時代時代の世界の食を中心とした文化の発... 続きを読む
投稿日: 2009/12/15 投稿者: 某々
食文化が経済にもたらす寄与度
世界の経済繁栄は食文化と密接に関係している、という事を紀元前の中国から最近のファーストフード文化まで歴史を検証しながら書き記した内容。... 続きを読む
投稿日: 2009/5/29 投稿者: ヤット
面白い
経済に少しでも興味がある人は、最先端の技術や自動車、ITといった業界に目を奪われてしまうのではないかと思います。1つの技術を確立し他社の参入を排して大量に売りさば... 続きを読む
投稿日: 2008/11/21 投稿者: シュー
まとまっている
 2006年に出た単行本の文庫化。
 著者は大蔵省の役人として国際経済において活躍した人という。... 続きを読む
投稿日: 2008/11/1 投稿者: 志村真幸
エリートの思惑
榊原氏は、財務省時代に大胆な為替介入を行い、「ミスター円」と呼ばれた名物キャリア官僚。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/17 投稿者: karyawan
「食」と「考え方」
榊原氏の本を初めて読みました。イメージよりももっと「皮膚」で感じることができる人であることがわかったような気がします。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/13 投稿者: kamehouse
読んで損はしません
食い物のまずい国の人間は信用できないと著者は
言い切ります。日本、中国では医食同源と言う発想が
あります。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/26 投稿者: 河岸宏和
世界経済はわかりませんが、読み物としてはおもしろい
食が世界を動かす。ありますよね。

アヘン戦争は、イギリスが欲しがった中国のお茶が原因と思っているので... 続きを読む
投稿日: 2006/8/25 投稿者: かつき
感覚が面白い!日本文化を世界へ伝えたい。
... 続きを読む
投稿日: 2006/5/17 投稿者: ヒュー
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