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主人公は無差別殺人を繰り返すぼく、もちろんその殺人に理由はない。かといって快楽系ではなく、それが習慣、自然体だからといういわゆる逝っちゃった人間。その行為とはうらはらに平凡を望みセカイに対し恬淡と生きていると文中では説明している。そして彼を否応なしに事件(物語)にまきこむ電波系確信型最強ヒロイン。設定として無為に能力に恵まれた逝っちゃった人間がわらわら登場しては、思わせぶりなメタテキストやら文脈やらの哲学消費系言語を塗しつつ、単にどこにも行き着かないという閉塞感を示して終了というある意味脱力系(読者がね)の極地に読者を連れて行ってくれる。
この作品を読み進める中で、ウザイほどにいちいち感じざるを得ない既視(読?)感、別にオリジナリティ、イノベーション、天啓たる閃きものを信じているわけではないですし、あらゆるもの(想像力含め)が過去の蓄積の延長線上に花開くことも重々承知しているわけですがものには限度というものがあると思います(とりわけ新人作家ならば)。
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