「時の車輪」シリーズ第12部。
作者の死を超えて書かれた続編です。
シリーズも最終盤と言う事で、バラバラになったメインのキャラクターたちが、それぞれの地でそれぞれの役割を果たしてゆきます。
特に、今回の「飛竜雷天」ではエグウェーンによる「白い塔」の再結集が大きなイベントになります。
どうやって統一の話をまとめるのか、非常に興味深かったのですが、その展開は見事でした。
そこで語られるエグウェーンの言葉や演説も素晴らしく説得力がありました。
その一方でアル=ソアは、情を超えた存在になろうと冷淡な行為を繰り返すのですが、感情を完全には抑えきれず苦しみます。
波乱万丈の長編は、主人公たちのキャラクターが生き生きと躍動し、一気に読ませる作品になっています。