北海道や伊豆の島へのロケなど解放感のあるエピソードが並び(生徒たちの私服や水着姿も見どころ)、チームワークもバッチリ決まってきた感のある第3巻、「君がやるなら俺もやる!(※文化祭の話)」「くたばれコンプレックス!!」など粒よりのエピソードが揃った第4巻に続く、この最終巻も見どころいっぱいだ。
冒頭の「太陽劣等改造論!?」―ゲストは高見エミリー。のちの鳩山邦夫夫人である―では、音声カット・あからさまな映像のカット・さらには使用楽曲の差し替え(おそらくその場面では洋楽を使用しており、著作権の問題が発生したためと思われる)、などといった“現実”を目にすることにもなるが、謎の新任教師・チイチイ(地井武男)がカッコよすぎる「結局はタダの人間なのか先生も!!」、高木と片桐の友情が試される「気楽に行こうぜオレたちだけは!!」、後に自ら声を演じた『ラピュタ』のムスカ大佐そっくりのムードをもったキャラクターで寺田農が登場する「貴様と俺とは同期の桜」、日テレ青春ドラマ史上に残る衝撃の展開、そして感動が待っている「オレは谷岡だッ!!」など、どれも力作で、適当にやっつけたエピソードは1本もない、という印象だ。
そしてもちろん、最終回がいっぱい笑っていっぱい泣ける文句なしの大傑作なのは、言うまでもない。
今回、トータルで34時間超という、長い長い“青春の旅”を終えてみて、物語、喜怒哀楽、内容がぎっしり詰まっているにもかかわらず、思えばアッという間で、笑っているうちいつしか泣けて、スッキリとした心持ちのまま見終えることができた。
ビギンは教師としてダメなとこもあったかもしれない。だけど、オレからすれば、力強い励ましをくれる最高の先生だ。
これから先の人生もいろんなことがあるだろうが、このディスクを再生すれば、いつでもビギンや“仲間たち”に会える。
こんな心強いことはない。