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ぼくのように彼ら・彼女らのことを知らない方々でも、世の中には目立たなくても、でも、たしかに後世に残る仕事をした人はたくさんいるのだなあ、と切なくても、ぬくもりを感じることができます。過去のロック、ポップスについてただのノスタルジーを表現することに終わらず、現在のロック、ポップスへと続く地下水脈となったロック、ポップスをたどる作業であるがゆえに、この価値ある作業に取り組んでいただいた編集部・編集協力の方々には、「本当にありがとう」と心から感謝のことばを贈りたいです。
風都市・・70年代前半に東京・関西で新しい音楽の在り方を企画し、運営していた人々。ぼくの場合は、はっぴいえんどの73年9月のコンサートの企画・運営をした・・というので名前だけ知っていただけ。
けれども、この一冊を読んで、新しいことを始めるときには、核になる人たちがいて、ネットワークができていって、そして、事が仕掛けられるというようなことで、実に深く理解できたような気がします。
当時の関係者、企画サイドの人、そして、ミュージシャンに対する綿密なインタビューがなされていて、その結果、発せられるコメントが、それぞれに素晴らしい。
この記事のタイトルに記した人の音楽に興味のある人たちには、その当時のその人たちのあり方、感じ方を、語られた生の言葉で味わうことのできる嬉しい一冊です。
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