これは風邪をひく前、ひいたとき、ひいた後、のための料理の本。
目次も「風邪ひきそうなときのレシピ」「本格的になっちゃったときのレシピ」「回復してきたときのレシピ」
「スタミナをつけたいときのレシピ」「予防のためのレシピ」と親切に分けられていて、とっても実用的。
実用的なんだけれど、このレシピ集を読んでいると、まるで心に残る物語を読んでいるみたいな気持ちになるのです。
読んでいたら、ちいさいころのことを思い出しました。
子供のころは風邪を引くと、かならずりんごのすりおろしを作ってもらった。
風邪をひくのはつらいけど、でもいつもより甘やかされるのがうれしい、そんな記憶です。
大人になると風邪ぐらいだとなかなか寝込んだりもできないし
弱った自分のために自分でご飯を作ったり…なんてこともある。
そして今度は自分が誰かのために、おかゆを炊いたりする。
誰かの、自分の、身体を慮って、やさしい料理をする。
これって料理の基本なのではないかな。
シンプルなレシピを読みながら、そんなことを感じたのでした。