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風車の見える丘
 
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風車の見える丘 [単行本]

旭爪 あかね
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「でもどうして、友達なのに競争相手だなんて思ってしまうんだろう」
農業大学に入学し風車に魅せられた、新、ゆかり、榛名、拓郎、靖は、卒業後の夢を語り合い歩み出す。データの改ざんを命じられ会社を辞めた新は農業を始めるが、そこで藪崎千華と出会う――。前作「稲の旋律」のその後の進展とも交差させ、生きがたい時代に夢と理想を追い求める青年たちの苦悩と希望を描く。

内容(「BOOK」データベースより)

「でもどうして、友達なのにその人のことを競争相手だなんて思ってしまうんだろう」大学時代に風車に魅せられた小林新ら五人。農業を始めた新は薮崎千華と出会うが…。前作「稲の旋律」のその後の進展と交差させながら、生きがたい時代に夢と理想を追い求める青年たちの苦悩と希望を描く。

登録情報

  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: 新日本出版社 (2005/10)
  • ISBN-10: 4406032169
  • ISBN-13: 978-4406032162
  • 発売日: 2005/10
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 459,331位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By なんちゃって、お遍路くん トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
社会派小説でありながら...そこにとどまらず、前作『稲の旋律』よりもこなれた文体と展開。旭爪さん自身の成長を感じさせる秀作です。
それぞれがそれぞれの思いや悩みを抱えながら生きていく時、人と人は思わぬところですれちがい、それでも頼りあいながら それぞれの道を歩き始める...そんな人のもろさと強さ、あたたかさを感じられる作品になっていると思います。社会問題を絡めながら物語が展開していきます。その中で 他人からみれば 『なんで、そんなことに悩むの?』 と感じるような5人それぞれの悩みや思いを丁寧に丁寧に扱っています。おそらく、『一人の人間が抱える問題は、(他人からは取るに足らないと見えようと) 社会問題と同等の重さがある』 という旭爪さんの 『人』 に対する思いが表現されているのだと思います。最後の数ページは、それぞれの思いが淡々と、時には熱く噴出すように語られていきます。そして、最後の最後の一文。ここに、新たに一歩を踏み出していく若者の 不安と期待に満ちた思い が凝縮されます。
旭爪さん、 この最後の数ページで 登場人物の言葉を借りて、ご自身の体験をすべて伝えていませんか? これはご自身が別の形で実際に体験していないと書けない内容に思うのですが...。
前作とこの作品に、そしてなによりもこの小説を紹介してくれた友人に感謝しています。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
農業大学の風力発電研究会に集う5人の青年の物語です。卒業後はそれぞれの道を歩き始めますが、競争社会の荒波が襲います。悩みもがきながらも、5人のきずなを大切に生きてゆきます。若者にとっても生き辛い世の中で人間らしく生きる道とは何だろうか、物語は、前作「稲の旋律」の主人公と合流しつつ展開して行きます。

競争社会、自己責任論といったキーワードで表せる生きづらい社会で、いかに生くべきか。それを深刻な人生論でなく、日常のありふれた若者の生活を通して描いています。社会や自然の仕組み、農の営み、人と人とのつながりの中で生きる普通の人びとの姿を描いています。だから、読者にとってもすんなりと物語の中に入って行けて、読み終わったときには、丘の上に青い空を背景に立っている風車のごとく、ゆったりとして爽やかで、それでいて力強い何かを感ずることができるのではないでしょうか。読後に残るさわやかさは、前作とも共通するこの本の(作者の?)すばらしいところです。
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