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5つ星のうち 4.0
初老を迎えてなお誠実に生きようとする主人公に共感,
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レビュー対象商品: 風船 [DVD] (DVD)
カメラメーカーの経営者として成功した初老の伸士(森雅之)だが、息子の女性関係の失敗や世間体ばかり気にする妻に幻滅し、金もうけに嫌気がさした彼は、若い頃に志した画家として生きようと決心をする…。初老を迎えてもなお世間の常識にとらわれず、自分の心に誠実に生きようとする主人公に共感します。本作は川島作品としては抑え気味の演出で淡々と話が進んで行く印象ですが、京都でのロケシーンも多くしっとりした情感に満ちています。また裕次郎作品のヒロイン、芦川いづみと北原三枝が出演していて、小児まひを患って頭が弱いながらも心のきれいな娘(芦川)に対し、最先端ファッションに身を包んで野心満々のクラブ歌手(北原)と、性格は正反対ながらどちらも重要な役どころ。疑うことを知らない純真な心を持つ娘を演じた芦川もいいですが、ローラースケートをはいてシャンソンを唄う超クールな北原三枝にはもっとしびれました。
5つ星のうち 5.0
芦川いづみ出番多くて☆ 五つ,
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レビュー対象商品: 風船 [DVD] (DVD)
1956年 あまりに多忙でこの後 しばらくしてから入院する事になる芦川いづみ。しかし入院先から日活撮影所に通った健気な芦川いづみであった事を後に知る。その人が「川島雄三先生の作品の中では風船が一番好きです」と言うのだから☆五つです。出番も多いし。
4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
なんか・・・焦点あってない???,
By 雪輪 - レビューをすべて見る
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戦前に画家を志して有名画家の弟子だった男が戦後になって商売替えをし、カメラ会社の社長となる。芸術を捨てて実業に走ったことにいくらかの打算や後悔を残している。そんなこととも知らずに会社の部長になっている息子・圭吉は、戦争未亡人から銀座のホステスになった女・久美子を囲いながらも、歌手志望の女・ミキコの色仕掛けを悪くないと思っているプレイボーイ。そんな彼の小児麻痺を幼いときにわずらった純真でけなげな妹役に、のちに藤竜也夫人の芦川いずみ。主人公(のはず)の社長に有島武雄令息の森雅之。そのどら息子に三橋達也。ホステスは新珠三千代。エキセントリックな歌手役は裕次郎夫人の北原三枝。ビジネスマンとしての仕事にむなしさをおぼえて、戦中戦後に住んだ京都の西陣にでも住んで人間らしい生活が送りたいと思ってる初老の男のまわりで、息子の愛人が自殺を図ったり、昔馴染み(画家の息子でいまはナイトクラブのオーナー)の男がそこここに顔を出したりするが、最後には希望する生き方に徹する(といえば聞こえはいいがてんでバラバラな家族を結果的に捨てる)というのが物語の芯ではないかと思うが、どっちかというと今風の息子や歌手のロマンスや、妹娘珠子のけなげさがあまりに前面に出てて、「ほんとは人生終盤にある社長の憂鬱、みたいのがテーマじゃないかな〜?」と思ったが、映画の興行的に若人をメインに持ってきちゃったんだろうか? まとまりがなさすぎる。 ドライなかっこいい北原のファッションのデザインは森英恵。招待状の小道具にも名前があるから一時静止で確認してみて。ほかにチョイ役で岡田真澄が出てたり、木屋町のバーおそめの元芸者のママがそのまんま出てたり、なんておもしろいところもあるけど、全体に絞り込みがない。「風船」というテーマはわかるし、映画会社の意向もあったとは思うけど、ちょっと残念だ。京の河原町付近の画像は必見。やっと珠子は手が片方不自由なのかな?ってわかるラストの盆踊りは、近州(河内)音頭。西陣で近州音頭!しかもフリが違うし!関西人がそんなおおざっぱさにがっかりすること請け合いだ! ヒロインは3人もいるが、性格が一番現代的で「いい女」なのは北原のミキコ。今の女性ならもっとも共感するかもしれない。芦川の珠子は、男性ならきっと好きになる可憐さ。新珠の久美子は愛人とふたりきりのときは結構ネチネチしてキモイが、外では水商売の下品さがまったくない。ファッションもすばらしいし、人あしらいも変な場馴れ感がないうつくしさ。この女優の佇まいの高潔さを再発見できた。
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