登録情報
|
小さな村のなかでみる風景の移り変わりはそのまま
心情としてまさに自然に読み手の心に染み渡ってくる。
これは著者の文章のうまさ、構成のうまさ、そして
テーマに対する誠実さの証だと思う。
いとしき病人との淡々とした生活のなかで
迫り来る死を確信しながら切ないほど淡々とした描写で
描き出されてゆく二人の愛の形。
それは不思議なほどゆるやかに、やるせないけれど落ち着いた、
微妙な線をなぞっているように感じる。
だからこそ真に迫っているのだとも思う。
これはただの恋愛小説ではなく、
重層的な風景描写にリフレインされる思いこそ、
読み手の心に残されるものだと思う。
森の木立を想いながらご一読いただきたい作品です。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|