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風姿花伝・三道 現代語訳付き (角川ソフィア)
 
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風姿花伝・三道 現代語訳付き (角川ソフィア) [文庫]

世阿弥 , 竹本 幹夫
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

能の大成者、世阿弥が子のために書いた能楽論。原文と脚注、現代語訳と評釈で読み解く1冊。実践的な内容のみならず、幽玄の本質に迫る芸術論としての価値が高く、人生論としても秀逸。作能の書『三道』を併載。

内容(「BOOK」データベースより)

能の大成者、世阿弥の能楽論は、衰えることのない不変の花による、役者としての舞台の成功を求めるための理論といえる。能を演じるための実践的な内容のみならず、美の本質に迫る芸術論としての価値も高く、「まことの花」「時分の花」「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」など有名な文言も多く擁されている。あわせて、幽玄能の構造を解き明かす能作の書『三道』を収録。世阿弥の能楽論を詳しく読み解く1冊。

登録情報

  • 文庫: 447ページ
  • 出版社: 角川学芸出版 (2009/9/25)
  • ISBN-10: 4044055017
  • ISBN-13: 978-4044055011
  • 発売日: 2009/9/25
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:文庫
 世阿弥の手による『風姿花伝』の全現代語訳である。
 一言でいえば、完璧である。原文、現代語訳、解説が付され(さらには校訂による異同も巻末に記されている。)、不足するものがない。訳者が中世日本文学と能の研究を専門にしており、『風姿花伝』の本文の原文批評が厳密で、現代語訳の信頼性が高い(出版年が新しく、最新の研究成果が反映されている点も魅力である)。校訂を経た原文も掲載され、注釈もついているので、世阿弥の生の教えにも接することができる。文庫レベルとしては、極めて質が高い。
 ところで、『風姿花伝』は、能に関する演劇論であるが、その価値はそれにとどまらない。知識人による演劇についての考察は、古代ギリシャなどに例はあるものの、前近代において、演劇を生業としていた者の手による演劇論が著されたというのは世界的にも類を見ないという。これは、古来、演劇を生業とする者は卑しい身分とされ、識字能力を持つ者がほとんどいなかったからである。演劇を実際に行う立場から書かれた古典であるだけに、『風姿花伝』の演劇論としての価値は、他の演劇論の古典とは比較にならない。まさに世界に誇れる古典なのである。世阿弥の作が今もなお、少なからず演じ続けられていることを思うならば、『風姿花伝』はまさに文字通り現代にも通用する演劇論である(たとえば、世阿弥は、「能の作品もよく、役者の演技もよいのに、低迷する時期がある。このような場合にどうすべきか。」という問題について論じているが、役者であればこそわかる問題である)。
 私は、一人でも多くの日本人が、この世界に誇る演劇論の名著を紐解くことを願っている。
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