「宇宙大元帥:野田昌宏」氏が、さる6月6日に亡くなられた。先ずはこころよりお悔やみを申し上げる。
本作は、「キャプテン・フューチャー」シリーズの翻訳者であった野田氏自身が書いた、オリジナルの長編である。1983年に発表されて、25年間書籍化させず幻の作品と言われていたものである。
連続する謎の冥王星での爆破事件、生き返る火星人のミイラ、暗躍する<火星の魔術師>ウル・クォルン&<魅惑の美女>「ヌララ」対するは、フューチャーメン&老警視エズラ・ガーニー&美人捜査官ジョォン・ランドールの面々・・・。
シリーズ全ての翻訳を手がけた、野田氏の描く、フューチャーメンの危機&活躍、シリーズ最強の敵といってもよい、ウル・クォルン&ヌララの狡猾さは、エドモンド・ハミルトンの原作に一歩もひけをとっていない!
作品中、ほんの僅かだが触れられていた、「新キャプテン・フューチャーシリーズ」や「幼きキャプテン・フューチャーの大冒険」がもう読めないかと思うと、まったくもって残念である。
「大元帥の魂が”フューチャーメン”と共にあらんことを」