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風の音が聞こえませんか (角川文庫)
 
 

風の音が聞こえませんか (角川文庫) [文庫]

小笠原 慧
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

保健福祉センターのケースワーカーとして杉原晃の担当になった川村美知。だが、ひきこもり続ける晃の壁は想像以上に厚かった。美知の熱意が通じ、晃としだいにうちとけてゆくが…。

内容(「BOOK」データベースより)

もし、愛した人が精神を病んでいたら―。幻聴や妄想に苦しめられ、アパートにひきこもった晃の訪問指導を引き受けた新人ケースワーカーの美知。晃と気持ちを通じあうことは容易ではなかったが、美知のひたむきさに、晃は少しずつ心を開き始める。美知も晃の純粋さに安らぎを見出していく。だが、美知は晃の主治医・佐伯にも惹かれていくのだった…。優しさ溢れる筆致、美しいラストシーンが胸を打つ、究極の恋愛小説。

登録情報

  • 文庫: 492ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/10/23)
  • ISBN-10: 4043705034
  • ISBN-13: 978-4043705030
  • 発売日: 2010/10/23
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 91,797位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
同じ著者の「統合失調症」に紹介されていたので、興味をひかれて読んでみたのだが、非常に深い作品だった。最後の方は涙なしでは読めなかった。いろいろ考えさせられる、奥行きのある作品で、心に余韻が残った。登場人物がみんないい人で、文章も透明で、読んでいてとても心地よかった。きれいな気持ちになれたというか…。現実に戻るのがつらいくらいで。この何日かは、少し違った気分で過ごせたように思う。
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
献身的な女性(美和)が統合失調症の男性(晃)を癒していく成功体験の過程で一体感が生まれ、それがピュアな愛情へと発展していくプロセスを純愛小説として小笠原さんは表現したかったのであろうか?と疑問を感じています。
別の見方でこの本を読むと、若い娘が自分の母性に酔ってしまって、健常者(暗い過去があるとしても)から発する眩い愛情を降り注ぎ、ありえないと思いつつも淡い期待を持つ精神的に弱い患者(晃)が意外なほど積極的に行動して受け入れてしまったことによって、周囲の人達を含めて不幸な事態を招いてしまったとも読み取れ、小笠原氏は精神医療に従事する者達への心構えに警告を発していると私には感じてしまいました。美和はとても魅力的な優しい女性なので、もどかしくてたまりません。
最後には、過去の経緯を考えるとかなりあっさりと幸福な結婚をする晃(病人だから仕方ない?)と比べて、虐待を受けた娘達を受け入れる教会の寮で孤独に働く美和の姿が印象的です。それは聖女かもしれませんが、自分の狭い世界(価値観)でしか生きることができなくなってしまったとも思えます。愛娘を持つ父親としては、不幸な結末にしか思えません。二人を隔てる現実は果てしなく大きく、そもそも一致するはずもなかったのでは・・
医療従事者には母性愛に溢れた信念を持った人が多いが故に、自分を客観視する強さと経験が必要なのでしょう。(本当にたいへんな仕事です。)この本では、医療に従事する年長者からのサポート(説得力のある指導)があまり印象に残りませんでしたが、実際の現場でもそうなんでしょうか? それはとっても危険なことですね。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ストーリー的に面白くなかったワケでは決してないけれど、個人的にあまり好みじゃありませんでした。
この作品の主人公・美知がまず好きになれない。
なんだか勝手に自分から泥沼に嵌まっていって、周りの人を巻き込んで振り回してるというか…。
杉浦に対しても佐伯に対しても、ひどく中途半端。
杉浦のことが好きなら、途中で逃げ出さずに最初から最後までその気持ちを貫こうとして欲しかったなぁ。
佐伯に逃げておいて、結局はその佐伯からも逃げ出してるし。
二人が可哀想になってきます。
過去の色々のせいと言われればそうなのかもしれませんが、残念です。
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