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風の陣 大望篇
 
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風の陣 大望篇 [単行本]

高橋 克彦
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

『風の陣』は、奥州藤原氏四代を描いた『炎立つ』、蝦夷最大の英雄・阿弖流為(アテルイ)を描き、吉川英治文学賞に輝いた『火怨』に続く歴史ロマン第三弾。今回の「大望篇」は、奥州動乱と中央政界の血腥い権力抗争を描いた「立志篇」の続篇。若かった蝦夷達の成長ぶりが頼もしい。▼八世紀後半、権勢は藤原仲麻呂の掌中にすっぽり収まっていた。恵美押勝と名を変えた仲麻呂は、平城の都で新しい帝・淳仁帝を自在に操り、磐石の体制を築いていたのである。▼黄金が発見された陸奥に、侵略の手が伸びるは必定、あの男を倒さなければ陸奥に平和は訪れない――。打倒、恵美押勝を誓った蝦夷達の果てしなき戦いが始まった。▼都で官人になり、その地位を利用して蝦夷を守ろうとする牡鹿嶋足、嶋足を陰で支える物部天鈴。そこに帝や先帝、恵美押勝、弓削道鏡などの思惑がからみ、物語はドラマチックに展開する。▼八年越しの思いを乗せた『大望篇』に乞うご期待!

内容(「BOOK」データベースより)

橘奈良麻呂の乱(757年)が平定されてから三年半。権勢は、奈良麻呂と敵対していた藤原仲麻呂の掌中に収まっていた。恵美押勝と名を変えた仲麻呂は、新しい帝を自在に操り、その体制は磐石に見えたのだが―。黄金をねらい、陸奥を支配下に置こうとする押勝に対し、官人となった蝦夷・牡鹿嶋足、そして物部天鈴は…。

登録情報

  • 単行本: 434ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2003/04)
  • ISBN-10: 4569628427
  • ISBN-13: 978-4569628424
  • 発売日: 2003/04
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 陸奥の風, 2003/4/30
レビュー対象商品: 風の陣 大望篇 (単行本)
陸奥にふさわしい風が吹き始めようとしている。都の争乱は陸奥を巡る戦いへと進むものになっていく。

アテルイ登場以前の陸奥がこんなに生き生きとし、藤原氏の系譜に結びついていくことになる。高橋氏は歴史をさかのぼることによって、私たちを陸奥の争乱に導いてくれる。金を巡る権力争いは、蝦夷とさげすんだ人間たちの生き様を変えていく。地方と都、この距離が人と人の心の距離も遠いものにしている。

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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 続編に期待, 2004/6/21
レビュー対象商品: 風の陣 大望篇 (単行本)
時代的には本作の続編となる、「炎立つ」を合わせて読むと面白い。
俘囚として蔑まれていた蝦夷に独特の文化が発展していた事、平安時代のいわゆる貴族政治の腐敗など、蝦夷の人たちから見る事ができて面白い。
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1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 嶋足、天鈴、大活躍, 2007/9/16
By 
ringmoo (愛知県高浜市) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 風の陣 大望篇 (単行本)
「炎立つ」「火怨」に続く歴史ロマンの第3弾で、「立志編」に次ぐ作品です。作者の蝦夷の歴史に対する思いのこもった作品です。

時は8世紀後半の平城京です。
恵美押勝(藤原仲麻呂)は、宿敵橘奈良麻呂を倒し、淳仁天皇を擁して、盤石の支配体制を築いています。[立志編]の蝦夷の若者達は成長し、嶋足は授刀衛に務め、天鈴は都で暗躍しています。彼らの望みは、恵美押勝の政権を倒して、蝦夷の民に安寧の時をもたらすことです。
二人のスリリングな政権打倒に対する様々な試みが、読むものを引き込まずにはおきません。吉備真備、道鏡を動かし、自分たちの目的に向かってしゃにむに突き進みます。

歴史の授業では、恵美押勝の乱は知ってはいます。しかし、何故、簡単に道鏡に敗れてゆくのかが疑問のままでした。もちろん、これは小説ですが、そのあたりの疑問に的確に答えてくれます。
楽しい本でした。
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