韓国ドラマ「風の絵師」を観てから購入しました。
韓国ドラマにはノベライズ本がお決まりのようにあり、私も何冊が買いましたが、当然の事ながらあらすじ本のようなものです。
この本は主役のパク・シニャンとムン・グニョンがドラマの紹介番組でも言っていたようにまず原作ありきで二人とも素晴らしい本だと絶賛していましたので興味を持ちました。
この本は18世紀の朝鮮王朝の絵師であるキム・ホンドとシン・ユンボクをテーマにした純粋な歴史小説です。
ドラマと大筋は合っているものの、似て非なるものと思ったほうが良く、ドラマのような派手な演出もなく渋い本です。
朝鮮王朝の歴史にはあまり関心がなかったのですが、宮廷絵師の生活を通して当時の様子をいろいろ学ぶ事ができました。
1巻目とドラマの大きな違いはユンボクが女性である事が一切わからないように書いてあることです。
唯一、冒頭でホンドが「あやつは私の弟子であり、友人であり、競争相手であり、恋人であり。。。」という独白があります。
「恋人」という表現はたとえでも使いますので気にしなければ読み終わるまでユンボクは女性であるという表現はありません。
翻訳もとてもこなれていて、あたかも日本語で書かれたように自然に感じます。