| |||||||||||||||
![]() | 会員なら、この商品は10%Amazonポイント還元 (ポイントが表示されている場合は、表示ポイント+10%還元)。 さらにこの商品は、文庫・新書3冊まとめ買いで BEAMSブックカバー1050円分割引キャンペーン対象(5/31まで)。 |
登録情報
|
神戸の貿易会社「白州商店」の息子として裕福に育った少年時代は、けんか好きでいささか驕慢な印象を与える少年だったというが、イギリスでの9年間が彼を大きく変えたといわれている。当時の親友はストラトフォード伯爵の称号を持つ貴族、ロビン・ビング。その友情は終生変わることがなかった。敗戦後、すでに30歳の頃から信頼を得ていた吉田首相の熱心な要請で終戦連絡事務局長となり、巧みな英語力と強い信念を持ってGHQの占領政策に抵抗するという大役を務めるようになる。当時GHQ幹部だったホイットニー氏に「白洲さんの英語は大変立派な英語ですね。」と言われて、「あなたももう少し勉強すれば立派な英語になりますよ。」と答えたことは有名なエピソードである。
役人嫌いで、”育ちのいい生粋の野蛮人”と評された白州次郎の口癖は「プリンシプル(原則)」だった。人の作った規則ではなく、自分の思想や生活信条を信じる。パッと世間から身を引いていたかと思うと、時機を見て中央に出て行き、国の姿勢を正す。自分の事は一切語りたがらず、風のように現れては消えてしまう。自分の名前を出さずに、日本にとって重要なことをやり遂げた稀有な人物の美学・颯爽とした生き方が鮮やかに描かれている。
奥様だった白州正子は 骨董やらエッセーやらで有名な人で 小林秀雄あたりの骨董関係からも辿り付けるような人である。それに比べると 旦那の次郎は 本書を読んで知ったわけだが 読んでいて その格好よさには痺れた。
自分の主張を誰に対しても真似ない、相手の地位には拘らずに対応する、ノーブリスオブリージュを信念とする。
書いていて思うには こういうことはやろうと思っていてもやれるものじゃない。それを白州次郎は 爽やかに口笛を吹きつつ 行った。そう本書は描き出している。
勿論 本当にここまで格好よかったのだろうかとも思ってしまう。異論があった人も一杯いたと思う。それでも 人間上手に騙されることも時として大事である。素直に本書に描かれた白州像を信じたい。その方が 自分のためになると確信しています。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|