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風の果て〈下〉 (文春文庫)
 
 

風の果て〈下〉 (文春文庫) [文庫]

藤沢 周平
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

かつての軽輩の子は、家老職を占めるに至る。栄耀きわめたとはいえ、執政とは孤独な泥の道である。策謀と収賄。権力に近づいて腐り果てるのがおぬしののぞみか、市之丞は面罵する。又左衛門の心は溟い、執政などになるから友と斬り合わねばならぬのだ。逼迫財政打開として荒地開墾の鍬はなお北へのびている。

登録情報

  • 文庫: 256ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1988/01)
  • ISBN-10: 4167192217
  • ISBN-13: 978-4167192211
  • 発売日: 1988/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最終章 2001/7/2
By くま
予想通りの最後の章ではあった。しかし、予想と違ったのは、あまりにも多い。たとえば、「権力に近づいて、腐りはてるのがおぬしののぞみか、市之丞は面罵する」と「ブックデータ」には書いてあるが、しかし実際には市之丞は言っていない。それは又左衛門が自らを反省して思ったことなのだ。ではなぜ市之丞は果たし状を送ったのか。その辺りは読者の想像に任されている。また、又左衛門が筆頭家老になるには、かなり腹黒いことをやったのかと思っていたが、そういうことでもなかった。もちろん、何もやらなかったということでもない。この辺りの彼の評価も、読者に任されているのかもしれない。最後の章は秀逸であった。最後で突然輝き始めるのは、歳をとってからはいっこうに登場しなかった、庄六である。最後庄六にああいう言葉を言わせることで、この物語がどういう視点で描かれているのか、はっきりする。最後の章があるがために、この作品はお気に入りの一作となった。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
若者達は世の中へ巣立っていく。互いの信念を基に。
信念は生き様であり、物語は各々の生き様そのものが
交錯していくことで進んでいく。
上巻での謎は徐々に明らかにされていく。

結末は予想通りだが、そこに至る真実の意外性は圧巻。

私が藤沢作品に求めるものは「人生を知る大人の姿」

しかしながら、本作品を読み、人生を知ることの奥深さを
再認識するとともに、大人になるために乗り越えなければ
ならない試練の重さと、それを乗り越えるためには知恵を
持たなければならないことも痛いほどに感じた。

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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最終章が秀逸 2001/6/24
By くま
予想通り、最後の章で二人は相対する。しかし、予想と違ったのは、あまりにも多い。たとえば、「権力に近づいて、腐りはてるのがおぬしののぞみか、市之丞は面罵する」と「ブックデータ」には書いてあるが、しかし実際には市之丞は言っていない。それは又左衛門が自らを反省して思ったことなのだ。ではなぜ市之丞は果たし状を送ったのか。その辺りは読者の想像に任されている。また、又左衛門が筆頭家老になるには、かなり腹黒いことをやったのかと思っていたが、そういうことでもなかった。もちろん、何もやらなかったということでもない。この辺りの彼の評価も、読者に任されているのかもしれない。最後の章は秀逸であった。最後で突然輝き始めるのは、歳をとってからはいっこうに登場しなかった、庄六である。最後庄六にああいう言葉を言わせることで、この物語がどういう視点で描かれているのか、はっきりする。最後の章があるがために、この作品はお気に入りの一作となった。
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