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風の影 (下) (集英社文庫)
 
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風の影 (下) (集英社文庫) [文庫]

カルロス・ルイス・サフォン , 木村 裕美
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 780 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

読み出したら止まらない壮大な物語。
ダニエルは『風の影』の作者の謎を追ううちに、内戦に傷ついたバルセロナの秘密の迷宮に入り込み、憎悪、情熱、呪い、狂気、因縁、恋愛等、様々な体験を重ね、作家の過去と彼の未来が交差していく。

内容(「BOOK」データベースより)

謎の作家フリアン・カラックスの過去が明らかになるにつれて、ダニエルの身に危険が迫る。一方、彼は作家の生涯と自分の現在との不思議な照応に気づいていくのだが…。ガウディ、ミロ、ダリなど幾多の天才児たちを産んだカタルーニャの首都バルセロナの魂の奥深くを巡る冒険の行方には、思いがけない結末が待っている。文学と読書愛好家への熱いオマージュを捧げる本格ミステリーロマン。

登録情報

  • 文庫: 432ページ
  • 出版社: 集英社 (2006/7/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087605094
  • ISBN-13: 978-4087605099
  • 発売日: 2006/7/20
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 83,080位 (本のベストセラーを見る)
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緩やかな悲劇 2006/12/18
形式:文庫
上巻では、主人公ダニエルの恋やフリアンの過去、フリアンの本を燃やす「悪魔」ライン・クーベルトとの対峙などが、まだベールに包まれたあやふやな形で描かれていましたが、下巻に入ると、ダニエルと元ホームレスの友人フェルミンの探偵活動が活発になっていきます。

フリアンの恋が始まったと同時に、緩やかに悲劇が始まっていたことがわかっていきますが、親友ミケルがそれに対して心を砕いたことも感じられます。フリアンとミケルの友情、ミケルのやさしさが行間にあふれ、思わず涙してしまいました。

読み進める間、ずっと、「フリアンは生きているの?」「これからダニエルはどうなるの?」という気持ちが胸を占め、本を手放せませんでした。

上巻、下巻を通して、登場人物の息吹、感情が満ちているのもこの物語の魅力です。中でもフェルミンの存在は大きい。ダニエルと物語を、そして読者を回転のいい頭と口で導いていってくれます。
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:文庫
 バルセロナの少年ダニエルは、古書店を営む父と二人暮らし。ある日、「忘れられた本の墓場」と称する場所に案内され、そこでフリアン・カラックスという作家の書「風の影」を見つける。この作家の作品を他にも読みたくなったダニエルだが、調べるうちに彼の作品がすべて市場から姿を消してしまっていることを知る。やがて彼を、見知らぬ影がつきまとい、「風の影」を手放すようにと迫るのだが…。

 今年一番の収穫ともいえる書です。ミステリーでもあり、冒険小説でもあり、そして恋愛小説でもあり、と様々な要素を見事に融合させた物語ですが、それでいてこの「風の影」は単なるエンターテインメント小説に終わることはありません。少年が大人へと成長する過程をたくましく描く教養小説ならではの、実にすがすがしくも懐かしい読後感を与えてくれます。

 フリアンの小説をこの世から抹殺せんとするその謎の背景に、ある人物の、運命と呼ぶにはあまりにも痛ましく哀しい過去があることが描かれます。その人物の、この世の森羅万象を激しく憎み、生きることそのものを忌み嫌う、苛烈な厭世観が置かれているのです。
 しかし他方で、ダニエルの人生によって打ち出されるのは、人生はそれでも生きるに値するものであるという力強い信念です。ダニエル自身も、最初は迷いや焦りを山ほど抱えた、人生のとば口に立ったばかりの少年として登場します。その彼が「その人物」の人生を期せずしてなぞりながら、生きることの意味を勝ち得ていく姿に、心打たれざるをえません。

 上下巻あわせて800ページを超える大部の書ですが、その厚みを感じさせないのは作者サフォンのストーリーテリングの見事さとあわせて、翻訳者・木村裕美氏の大変優れた技能に負うところが大きいでしょう。
 書を読む愉悦にどっぷりと浸ることのできた一冊です。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
怒涛の下巻 2006/11/19
形式:文庫
 下巻を3分の1ほど読み進めるや,「七日後に,ぼくは死ぬことになる」とダニエルが告げる。ここからの一週間が,まさに急展開だ。

 彼が出会った人物の一人が遺した手記が,下巻の中心に据えられる。これまでダニエルが調べ回った人物の一人一人が,少しずつほどけるように繋がってゆく。やがてダニエル自身にも・・・

 謎の作家フリアン自身も知らなかった秘密,怨念,それぞれに宿る動機が明らかになるにつれ,物語は終焉に向け加速度を増す。エピローグを読みつつ,涙が頬をつたうのに気付いた。

 人は本を読むことで真の自分自身と出会い,向き合う。それは本を読むことでしかできない。そんなことが本書のどこかに書いてあった。
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2006年7月に日本版はリリース。既に37カ国で翻訳出版されていて、スペインの現代小説では史上空前のロング・セラーになっている。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/18 投稿者: voodootalk
意見あり
上巻最後、大勢の中から主要人物が浮き上がり、役者が揃った。
カラックスの身に起こった悲劇が、いよいよ明かされ始めるのか?... 続きを読む
投稿日: 2007/9/4 投稿者: kingyo.K.K
微妙
母を亡くした少年ダニエル。霧深い夏の朝、ダニエルは父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で『風の影』という1冊の本と出会う。本に引き込まれたダニエルは、他の著... 続きを読む
投稿日: 2007/3/24 投稿者: ayuyo
本の存在意義
上下巻、一気に読了。

ダニエルとフリアンの人生が錯綜する。

フリアンの人生を知った後、... 続きを読む
投稿日: 2006/12/21 投稿者: motty
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今、読了しました。書店にあふれる書物から、この一冊を選び取った瞬間に、そこは「忘れられた本の墓場」となり、あなたはダニエルになります。... 続きを読む
投稿日: 2006/11/28 投稿者: belltree
重なり合う過去・未来と明かされる謎
成長し、恋に溺れながらも、フリアン・カラックスの影を追うダニエル。

そんな彼をそれぞれの思いで見守る多くの人たち。... 続きを読む
投稿日: 2006/11/11 投稿者: 夢ふうりん
謎がドンドン明らかになる下巻
上巻の後半から話が盛り上がり下巻では次々に謎が解き明かされていった。... 続きを読む
投稿日: 2006/10/25 投稿者: カラッと爽快
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