「谷村新司×石井竜也」
意外とも思えるカップリングは、NHK・BS-Pの番組「ショータイム」で週替わりナビゲーターを担当し、その特番での共演がきっかけでした。
番組がスタートしたのは、東日本大震災直後の2011年4月。
母方の実家が福島で、自身も北茨城出身の石井さんは、自暴自棄で「歌なんか何の役にも立てないのか」と思っていたそうです。
番組収録後に思いの丈を吐き出し「こんな体験をした子供たちが将来日本に住めなくなるかも知れません 僕たちは一体何をすればいいのでしょうか」と谷村さんに問い質したそうです。
「…それでも俺たちは歌うしかないんだよ…二人で曲を作って歌おうよ」と谷村さんは答えたそうです。
こうして、石井さんが作曲をし、谷村さんが詞を書かれて生まれたのがこの曲です。
編曲は、同じくナビゲーターを務める宮川彬良さんが担当しています。
谷村さんは「二人のレコード会社は異なるうえ、CDの売上を寄付してもその時限りの支援になる。子供たちの未来に寄り添うものではない。歌い続けてもらい、それがずっと応援になることが大切。」と、作家印税を奨学金に寄付する考えを提案し、石井さんも即座に了承されました。
二人は、この歌を被災地への長期的な支援に供するため、ドネーションソング(音楽の購入代金を非営利団体に恒久的に寄付すること)として、作家印税とアーティスト印税を「風の子守歌プロジェクト」として「毎日希望奨学金」に寄付し、東日本大震災遺児の学費支援に充ててもらうことにしたのです。
さらに、著作権が発生しないことから「ほかの歌手が歌っても、楽器で演奏しても、カラオケで歌っても子供たちを応援できるんです。」とも。
この歌には、震災後の日本を担う子供たちの明日に向けた願いが込められています。
大きな悲しみや傷みに襲われた人たちの気持ちに寄り添うような温かい歌です。
谷村さんと石井さんは、二人で歌い続けると明言されています。
このプロジェクトを成功させるのは我々です。
この歌を聴き、歌い、一人でも多くの人にこのことを伝えて行ければと思います。