「凍える牙」を読んだときは私もまだ30歳代。
滝沢よりも音道に感情移入できたのだが、
この本を読んでいる私は、もう40半ばを過ぎた。
当然、音道よりも滝沢に感情移入してしまう。
私が、仕事で今ペアを組んでいる女性は、37歳。
バツイチではないが、外見は音道に似ているかもしれない。
彼女から見れば、私も滝沢のように見えるのかと思うと
なんだかへこむ。
さて本書だが、音道丸くなってしまった印象を受ける。
音道らしくない。
成長なのか。
ストーリーに関しては文句がない。
さすがは直木賞作家。
読ませどころ満載である。
また、文章がよみやすい。
すらすらと読めるし、頭にも入ってきやすい。
まるで映像を見ているよう。
下巻も期待大である。
また、新潮文庫は、字が大きくなったので、
老眼が出だした私にとっては大変ありがたい。