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5つ星のうち 5.0
「金メダル」と「日本人の精神的な資質」,
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レビュー対象商品: 風になった日 (単行本)
走ることが楽しいというシドニーオリンピック女子マラソンの金メダリスト高橋尚子さんは、 マラソンの楽しさを、 1.四季折々の景色を見ることができ、風を感じることができる。 2.練習の後、芝生の上に思いきり、大の字になれる。3.試合や遠征でいろいろなところに行ける。 4.自分を応援してくれる人がたくさんいる。5.走っているときは、自分と向き合って心と対話できるので、頭が活性化する。 6.走ることそのものがストレス解消になる。 だという。 また、いろいろなことに喜怒哀楽を示すことが幸せの第一歩だという。そうすることによって、一日の生活が起伏に富んだものになり、当たり前の365日が、違う365日になって幸せを感じられる、日々一日一日を「自分が楽しんでいる」という感覚をもてることが幸せだという。 自分のどこを伸ばしていくべきかをつねに考え、良いところを伸ばしていく「創意」と「工夫」をこらした練習をすることによって、一日一日の生活を起伏に富んだものにし、高橋尚子さんは、毎日の練習を楽しんでいるのではないだろうか。 体力の劣っている日本人がマラソンで勝つためには、「努力」、「創意」、「工夫」しかなく、日々努力して、日々練習を重ねることができるのは、日本人がもっている「精神的な資質」だという。高橋尚子さんは、日本人が大切にすべき資質、すなわち「努力」、「創意」、「工夫」をシドニーオリンピックで金メダルをとることによって、日本人に示してくれた。
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5つ星のうち 5.0
信長と尚子,
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レビュー対象商品: 風になった日 (単行本)
「人間五十年」、織田信長は五十年たらずの人生でした。ところが、私たちは、まだ織田信長が生きているかように、彼のこ とを語ります。いまを「戦国の世」とみなし、信長を「生き方 」の手本とさえします。つまり、彼は「生きている」のです。死 んで四百年以上経つというのに。 逆接的ですが、人生は、生きている時間より、死んでいる時間 のほうがが長いということになりませんか。信長の場合は、で すから、四十九年生きて、四百三十年「生きている」ことにな ります。しかも、この四百三十年はますます長寿になり、五百 年も、千年も、私たちの子孫とともに生き続けるのです。 そういう意味から、生きるというのは、死後の「生きる」を準 備をすることだと思うのです。 つまり、「死後に向けて生きる」べきだと思うし、だからこそ、 短い生を燃焼すべきだと思うの です。 ところで、高橋尚子です。金メダルをとった次の日の朝、彼 女が感じたことを、NHKスペシャルでこう語っていました。 「いつものように6時に走った。金メダルをとったので、周りが 違ってみえることを期待していた。しかし、風もいつもと同じ だったし、木々がバラ色にみえることもなかった。すべてのも のが、いままでと同じだった。それはきっと、奢るな、いまま でと同じように練習せよ。そう教えてくれているのだろう」。 私は驚いた。「私が死んでも、太陽は東から昇り...、何ひと つ変わらない...」。木々はたそがれ、この世の時間は、無情 に流れる。私には世界がそうみえなくもないのに...。二十八歳 の彼女がみた世界を、ついぞみることなく死ぬのかと思ったら、ふ いに私も、現世の「金メダル」が私も欲しくなってきた。
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