登録情報
|
著者は自身の文体と片岡義男氏に似ていると言っているが、むしろ風景描写は斎藤氏のほうが緻密かつ、繊細だと思う。この風景描写を読みたいがゆえ、私は斎藤氏の本を手に取る。
バイクの登場する小説というと思い浮かぶのは、片岡義男、高千穂薫、花村萬月といったところ。斎藤の小説のいいところ、これらの作家と違うところは、過度にバイクならではの世界を強調しないところ。
「この世には二種類の人間しかいない。バイクに乗るやつと乗らないやつだ」といった世界観を持っている人にはお勧めしません。
それは逆に欠点にもなるけど、軽く気晴らしに読んで「うん、せっかくバイク持っているんだし、旅に出よう...というわけにも行かないからツーリングキャンプに出かけよう」という気にはさせてくれる。
謎解きになっている物語も多いので、それももう一つの楽しみ。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|