Review Titleが全てを言い表していると言っても過言ではないが、Lastにおけるロック・ハドソンとローレン・バコールの何処か爽やかな表情は観ている側にとって、余り良い気持ちはしない。
ざっとした粗筋だが、石油王のドラ息子で石油会社の若社長ロバート・スタックが幼馴染で大親友のハドソンとともに傍系会社の秘書のバコールに一目惚れしてしまう。
この時点で悲惨な三角関係なんだが、そこへドラ息子の妹で石油王の放蕩娘、ドロシー・マローンがハドソンに片想いしているから、話は更にややこしくなる。
ハドソンはドラ息子にバコールを泣く泣く譲り、2人は目出度く結婚し、一応は皆Happyな雰囲気となるのだが、2人の間に中々子供が出来ない事から、又しても四角関係の雲行きが怪しくなってくる。
ドラ息子が医者に「子供が出来にくい体質」なーんて話を聞いてしまったもんだから、ドラ息子は自暴自棄となり酒浸りの生活に逆戻り。
そして更にとんでもない出来事が起こってしまい...
これ以上は私の口からは申せません。
正に昼メロの類の如き、次から次へと何かが起こり、観ている者をScreenへ釘付けにします。
この作品には物語の核を成す4人の男女がいるわけですが、物語が進むに連れ4人共不幸になっていき、何ともやりきれない気持ちにさせられ、
それが却って観ている者を物語に引き込んでいくという『他人の不幸は蜜の味』的Story展開となっています。
それにしてもロバート・スタックとドロシー・マローンは一世一代の名演技と言える程の熱演。
スタックは常に眼がギラギラしているような印象を感じさせ、物質的には何不自由のない生活を送っているのに精神的には常に追い込まれているというドラ息子を見事に演じております。
又、ドロシーはアホっぽい行動を取ってはいるものの、実は狡賢くて油断のならない妹役をやはり見事な演技力で表現していると言えるでしょう。
ドロシーについては何度か踊りのSceneがあるのですが、体をくねらして踊る姿が色っぽいと言うよりも気色悪いと言う表現の方がピッタリで、
私に強烈な印象を残してくれました。