若手脳外科医に向けての練習指南書かと思いきや、自分のような異分野で顕微鏡下での仕事をする人間にもとても参考になる一冊です。
技術は基本を得たら、それ以降は経験に基づいて自分で開発、発展させるものだと思います。
その基本的な心構えを初心者目線で解説してくれていると思います。
全く同じように練習をする必要はないかと思いますが、著者の練習をする上での姿勢や心構えが伝わってきました。
一度、手技を習得してしまうと手慣れた感じで漫然と作業しがちですが、日々の練習で自分の技術者としての弱点を再確認し、補い、技術を研磨していくことこそが、自分の技術者としての到達点を変える素因であり、その重要性を再認識させられます。
研修医のみならず、ベテランの医師、または自分の様な医療技術者にこそ読んでもらいたい一冊です。