出版社/著者からの内容紹介
IT革命草創期に数々の起業で成功した著者の「悪の儲け学」。
勉強できる人、真面目な人、努力する人は金儲けできない!
この本の著者は、こんな大胆なことを言います。
当てずっぽうで言っているのではありません。数多くの社長や部下を何十年間も
見てきた人が言うのです。
なぜでしょう。なぜ勉強できる人、真面目な人、努力する人は儲からないので
しょう?
ひょっとすると、あなたには思い当たるところがありませんか? ああやっぱ
り、と。
本書に書かれている例を一つ出しましょう。
著者が有名大学出で優秀と言われた部下に命じました。「このビジネスプランに
ついて次の会議までに考えを発表してくれ」。
そして会議のとき、著者は驚愕します。その部下は、専門書やウェブサイトから
見つけた大量の資料を使った発表はするのですが、自分の考えというものがあり
ません。調べたあとはあるけれど、著者がいちばん聞きたかった、考えたあとが
ないのです。
著者は怒ります。「おまえ、おかしいんちゃうか。俺、考えてくれいうてるんや
で」。
そんな経験をしたことはありませんか? あるいは知らず知らずのうちに、あな
た自身がそんなことをしていませんか? 「考えること」と、「調べること」
「勉強すること」をごちゃごちゃにしていませんか?
子どもだって、「どうしてアリさんは行列をつくるか、考えごらん」と言われれ
ば、子どもなりに一生懸命考えるでしょうし、「今度は調べてごらん」と言われ
れば、図書館に行って調べるでしょう。いつの間にか子どものように考えること
を忘れていませんか?
他人が手を出していない、まったく新しいビジネスを始めるとき、入学試験のよ
うに決まった正解があるわけではありません。問題を調べて解くのではなく、子
どもが新しい遊びを考えつくように、新しい問題と新しい解答を一から考えるの
が本物のビジネス。
なぜ勉強できる人、真面目な人、努力する人がダメか、少しわかりそうですね。
あとは本書をぜひお読みください。
「IT革命、ネット革命の源流がここにある。激動の30年間を常にその最先端で生
き抜いてきた坂本氏の経営論、人生論。ベタな内容であるがゆえにリアリズム
の宝庫であり、圧倒的な説得力に充ちている」冨山和彦(元産業再生機構・代表
取締役専務)
内容(「MARC」データベースより)
出版社からのコメント
本物の金儲け論です。
金儲けというと何だかうさんくさい印象をお持ちの方が多いと思いますが、そう
いう方にこそ、ぜひ読んでほしいと思います。このレベルまでくると人生哲学の
域に達していることは、推薦していただいた冨山和彦氏がおっしゃっている通り
です。
著者の坂本桂一さんは名前を聞いてもほとんどの人がピンと来ないでしょう。西
和彦氏や孫正義氏と同じ時期から活躍し、アドビシステムズやウェブマネーの設
立で有名な、IT革命草創期の立役者の一人であり、その生き字引的存在です。そ
の人の話が面白くないわけがありません。
東大在学中に起業したものの、うまくいかず、ちり紙交換で再起を期します。そ
こから戦略の神髄を学んだといいます。頭で考えた戦略論とはひと味もふた味
も違います。
つまらない人生を送らないためのヒントを詰め込みました。そのために、ペー
ジ数を少なくし、刺激的な見出しを並べ、面白く一気に読める造りにしました。
熱い語り、大胆な断言。勇気が湧くこと請け合いです。あなたも読んでみません
か?
著者について
中退。
東大在学中の1982年にソフトウエア制作会社サムシンググッド設立。物怖じしな
い積極果敢な営業で大手企業に食い込むものの、借金を背負い、一から出直しチ
リ紙交換を始める。この経験がプロ経営者への道を開いた。
その後、ソフトウイング、アルファシステムズ、アドビシステムズ、ウェブマ
ネーを設立、プレイステーション、Windows3.0J、ソニーSMC70、シャープX68000
等の開発に深く関わってきた。
現在、株式会社イーフロンティア、株式会社フロイデ、山形大学客員教授。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1957年、京都府生まれ。1983年、東京大学教育学部中退。1982年6月、株式会社サムシンググッド設立、同社社長就任(~2003年7月)。1987年4月、株式会社ソフトウイング設立、同社取締役就任(~1990年3月)。1988年1月、アルファシステム株式会社設立、同社会長就任(~1999年3月)。1992年2月、アドビシステムズ株式会社設立(当時社名アルダス株式会社)、同社会長就任(~1994年6月)。1998年4月、株式会社ウェブマネー設立、同社会長就任(~2003年7月)。(以上すべて現在は退任)その他、会社役員多数歴任。プレイステーション、Windows3.0J、ソニーSMC70、シャープX68000等の開発に深くかかわる。現在、株式会社イーフロンティア顧問、株式会社フロイデ、山形大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
可能性が自分の歩く先にあり、またそれを確信しているから、毎日一生懸命働
き、あるいは模索し、勉強しているのだろう。
だが、私の周りの多くがそうであるように、あなたはムダな努力をし、ムダに金
を使い、ムダなチャレンジをし、大変ムダな時間の使い方をして、あっという間
に若くなくなっていく可能性が高い。
若いときから長時間かけて築いてきたことが、すべてムダなことだったなんて。
もうやり直せない。そんな人生誰だってイヤだろう。
本書に書かれているのは、そうならないための考え方である。ビジネス、あるい
は何かのゲームで成功しようとしている人全員に、すぐに役に立つ考え方だと思
う。
内容は、なるべく学術的にせず、むずかしい用語も避け、誰が読んでもわかりや
すく、考え方の参考になるようにしたつもりである。実際のエピソードをたくさ
ん織り込むことによって、具体的に、直感的にわかるようにもした。
本書の根底を流れる思想は、「戦略と戦術とはまったく違う、戦術の延長上に
は戦略はない」ということだ。戦略のとり方によっては、売らないほうが売れた
り、努力しないほうが結果がよかったり、鈍くさい人がトップになったほうがビ
ジネスに成功したりする。
そんな常識にはずれたことばかりが本書には登場するが、常識こそウイルスであ
る。もうすでに感染しているのに気付かない。気付かないまま寿命を迎えるか、
気付いたときにはもう手遅れか。
本書を読めば、いかに常識が間違っていて、ビジネスに害を与えているかが、わ
かるだろう。戦略を考えずに闇雲に努力することこそ、時間の浪費なのだ。
本書は、常識ウイルスに侵された人々を救う、数少ない実効性のあるワクチンの
一つで、きっとあなたのビジネスの指針となるであろう。
----「まえがき」より抜粋