速読術というのは、最近読んだ呉真由美氏の「スポーツ速読完全マスターBOOK」を始め、世にはたくさんあるが、「速書き術」という考えはなかった。
速書き術とは「速記」とは異なり、暗号や略語を使わない。汚い字でもいいので、あくまでも人が読める字で書くことを基本とし、いかに速く書けるかというものである。
著者の松本幸夫氏は3時間で4万字だそうだ。人間離れした早書きだが、では速書きのメリットは何か。
当然、速く書くことにより、作業がスムーズに進むということはメリットの一つであろう。しかし、本のタイトルにもある通り「頭がよくなる」つまり「脳力」を開発することになるというのだ。
速書きをするまでのステップは
1. 頭で考えてから、手書きする
2. 頭で考えてから、すぐに手書きする
3. 考えるのと同時に手書きする。
4. 頭で考えるより手が先に書く
3が黒帯で4が最終形である。
速書きをマスターすることによって、
・脳力が開発される
・発想力が身につく
・頭の回転がはやくなる
・タイムマネジメントになる
・自信がつく
速書きをマスターするためには、まず「書く」ことを意識しなければ始まらない。ふと思ったことを書いてみる、メモを書いてみる、日記を書いてみる、書写をしてみる。極力手書きをしてみる。
日記といってもMixiやブログなどパソコンで書くことが多くなってしまった現代。
漢字は覚えていなくても、パソコン内の辞書が勝手に変換してくれる。
徐々に頭を使わなくてもよくなってくる。
「手で書かない、書く必要がない」という現代に警鐘を鳴らしてくれる1冊となるだろう。
私自身、速書きマスターとまではいかないが、意識して「手書き」する回数を増やしていこうと思う。